ミニレッキス
ミニレッキス
ミニレッキス
小さな体でありながら、見た目も美しいウサギといえば?そう!「ミニレッキス」です。日本でもミニレッキスが好き!という方がいるため、一度名前を耳にした人もいるのではないでしょうか。 カラーバリエーション豊富、ペット用としても向いていることから、初心者の方でも飼いやすいウサギといわれています。 そんなミニレッキスの秘密について、早速探りに行きましょう!
ミニレッキス 基本情報
原産国 アメリカ テキサス州
シニア/オス 6ヶ月以上 1.36kg~1.93kg 理想体重1.81kg
シニア/メス 6ヶ月以上 1.47kg~2.04kg 理想体重2.04kg
ジュニア/オスメス共に 6ヶ月未満 最低体重0.91kg 最高体重1.7kg ※アメリカウサギ協会(ARBA)基準
ミニレッキスは、オランダより輸入された小型のレッキス種(ドワーフレッキス)とレッキスを掛け合わせて作られた品種です。
1984年、テキサス州に住んでいたMonna Berryhillは、ある日1匹のドワーフレッキスを譲り受けることとなり、それがきっかけでミニレッキスの開発を始めます。
Zoroと名づけられたドワーフレッキスは、Cottonというメスのレッキスと交配を行ない、Cottonは7匹の子ウサギを出産します。7匹中、3匹のメスにはHappy、Bashuful、Dopeyと名前をつけ、ミニレッキス開発のために残されることに。ちなみに、HappyとBashufulはフロリダ州に住んでいたLinda Thompsonの元へ行きますが、その後もミニレッキス開発に貢献したようです。
ミニレッキスの交配を継続して行っていたMonna Berryhillは、1986年、ついにラビットショーでキャスターカラーのミニレッキスを出場させます。ショーでの高評価を得たミニレッキスは、1988年、正式に品種登録されました。
現在行われているラビットショーでも、ミニレッキスは人気品種のひとつであり、会場では定番ウサギとして知られているようです。
ミニレッキス Q&A
ミニレッキスの名前の由来は?
「小さな体のレッキス種」という意味から、ミニレッキスと名づけられました。
ミニレッキスのカラーバリエーションは?
・ブラック ・ブルー ・ブルーアイドホワイト ・トリコロール ・ヒマラヤンブルー ・ヒマラヤンブラック ・チョコレート ・キャスター ・チンチラ ・ライラック ・リンクス ・オパール ・レッド ・セーブルポイント ・ホワイト ・ブラックオター ・ブルーオター ・ライラックオター ・チョコレートオター ・シール ・トータスシェル ・ブロークン
ブルーグレー、ブルー、ブラウン、ルビーレッドがあります。
ミニレッキスは短毛種(たんもうしゅ)のみです。
ミニレッキスの外見はどんな感じ?
コンパクトと呼ばれる体型。小型ですがふっくらとした顔。肩やお尻などを含め、全体的に肉づきの良い体つきです。体とのバランスも取れた肉厚の耳を持ち、脚についてはやや短めとなっています。
そして何といっても特徴的なのが、ビロードのような高級感のある毛並み。手触りの良い被毛は、ずっと触れていたくなるほど上質です。この美しい被毛を維持するため、フード選びにこだわるブリーダーもいるんだとか。ちなみに、理想の長さは1.5cmだそうです。
ミニレッキスにたくさんのカラーがあるのはなぜ?
基本情報でもご紹介しましたが、ミニレッキスはラビットショーでの定番品種になっています。詳しい理由ははっきりと分かっていませんが、人気のあるウサギは、よりたくさんのカラーを楽しみたいという人が増えたからなのかも知れません。
最近では、セーブルやシルバーマーチン、スモークパールやタンといった新しいカラーを開発中なんだとか。
ミニレッキスはどこで巡り会えるの?
日本でも流通量が多いミニレッキスは、ブリーダーやペットショップを通して見つけることができます。ペットショップの場合、ウサギの種類が豊富なお店に行くと、見つかりやすいかも知れません。ブリーダーから購入する場合、育ってきた環境や両親の健康状態を確認する意味も踏まえ、一度見学に行くのがベストです。
ミニレッキスを購入するにはどれくらいかかるの?
およそ3万円です。また、ラビットショーで入賞できる可能性があるウサギを「ショータイプ」、お家で飼う分には何の問題もないウサギを「ペットタイプ」と呼びます。ショータイプのミニレッキスになると、もう少し高額になる場合があるようです。
ミニレッキスの性格について詳しく知りたい!
好奇心旺盛で温厚な性格です。そのためミニレッキスは、抱っこされても大人しい個体が多いようです。ペット用で改良されたこともあってか、人懐っこくて甘えん坊な一面も見られます。頭も良く、賢い部分もあるため、しつけにも困らないようです。
ミニレッキスのかかりやすい病気ってなに?
ミニレッキスがかかりやすい病気として「ウサギ消化器症候群(うさぎしょうかきしょうこうぐん)RGIS」、「不正咬合(ふせいこうごう)」、「ソアホック(足底皮膚炎)」があります。
ウサギは毛づくろいの後、誤って抜け毛を飲み込んでしまうことがあります。このとき飲み込んだ毛がうんちと一緒に出てくれば問題ないのですが、大量の毛が消化管につまると食欲不振を引き起こしたり、排便できなくなる場合もあるのです。
この病は以前、抜け毛が原因であることから「毛球症(もうきゅうしょう)」と呼ばれていましたが、最近のの研究によると消化管を詰まらせるのは被毛だけではないことが判明し、分かりやすくするため総称して「ウサギ消化器症候群」と呼ばれるようになりました。
ウサギ消化器症候群は全てのウサギがかかる可能性があるので、繊維質のチモシー(牧草)を食べさせる、運動をさせる、水分不足にならないよう、水をしっかり与える、そして飼い主さんがブラッシングをしてあげる。以上が予防するための注意点です。
エサが上手く食べられない、水を飲むのが下手になった。などの症状があります。ウサギの歯は一生伸び続けるため、通常はかじり木や繊維が豊富なエサを食べて歯の伸びすぎを予防していますが、何らかの原因で歯が削られなくなると、噛み合わせが悪くなってしまうことがあるのです。
不正咬合が進行すると、食欲不振を招いたり、鼻涙管狭窄(びるいかんきょうさく)といった病気にかかってしまう恐れもあるため、エサの食べ方がいつもと違っていたり、歯の伸び方に異常が見られたら、動物病院での相談をオススメします。
足裏がただれ、皮膚炎を引き起こしてしまう病気です。ミニレッキスは毛が短い分、足裏への負担が大きいため、ソアホックにかかりやすいといわれています。ケージ内にはすのこ、フローリングにはカーペットやマットなどを敷いてあげると足の負担を軽減出来るので、ぜひストレスフリーな環境を作ってあげてくださいね。
ミニレッキスの寿命は?
7~10年ほどです。一般的なウサギの平均寿命は6~8年なので、比較的長生きする傾向があります。
あなたも『動物完全大百科』の一員になりませんか?
あなたの知識をQAにして、全世界に発信しましょう。 ※掲載は購入後に有効となります。 さあ、私たちと一緒に情報を共有しましょう!
ミニレッキス 種類
アメリカンファジーロップ
皆さんはアメリカンファジーロップという名前を聞いたことがありますか? アメリカというと、他のウサギみたいに体が大きくてたくましそうなイメージを思い浮かべる方も多いはず。 でもこのアメリカンファジーロップは、小さな体にふわふわした毛と垂れ耳という・・・とてもかわいらしい見た目をした動物なんですよ。 通称アメファジともよばれるウサギの世界について、ひみつを探ってみませんか?
イングリッシュスポット
皆さんは「イングリッシュスポット」というウサギを知っていますか?学校で見かけるパンダウサギにも少し似ていますが、こちらはまた別の品種です。 日本で見かけることはあまり無いので、初めて名前を聞いた!という方も多いはず。 では一体、イングリッシュスポットとはどんなウサギなのか?早速このページで確認してみましょう!
イングリッシュロップ
ビックリするほど大きく垂れ下がった耳が特徴的なウサギといえば?そう!イングリッシュロップです。 耳も大きいですが体も大きく、歴史上最も古い垂れ耳ウサギといわれています。日本ではあまり見かけることがないので、初めて名前を聞いたという方もいるのではないでしょうか? 垂れ耳小型ウサギの元祖とも呼ばれているイングリッシュロップについて、詳しく探ってみませんか!
ウサギ
最近はペットとして子どもからはもちろん、大人からも人気があるウサギです!見た目や仕草がとっても可愛いと有名ですよね。 動物園の触れ合いコーナーや、街中にあるウサギカフェで気軽に会える、私たちにとって身近な動物のひとつといえるでしょう。 でも、実はそんな可愛い姿からは想像しにくい、意外な一面もあるって知ってましたか? そんなウサギの性格や意外な秘密を、早速覗いてみましょう!
エゾナキウサギ
お目目がくりくりのとてもかわいい野生動物エゾナキウサギ!山登り中でも出会えたらラッキーと言われる珍しい動物です。 見た目の特徴や鳴き声など、ウサギらしくない特徴をたくさん持っています。小さい体でとても寒いところで暮らすエゾナキウサギについて紹介します。
ジャージーウーリー
日本ではあまり聞きなれない名前のウサギですが、その姿はひと目見たら忘れられないほどかわいい外見をしているって知っていましたか? 小さな耳と体に、ふわふわした被毛。まさに動くぬいぐるみのようなウサギとよばれています。 そんなジャージーウーリーのまだ見ぬ世界について、早速ご案内しましょう!
タン
皆さんは「タン」というウサギを聞いたことがありますか?ちなみに、焼肉が美味しいあの「タン」ではありませんよ。 日本ではあまり見る機会のないウサギなので、知ってる!という方は、なかなかのウサギ通かも知れませんね。このページでは、そんなタンの秘密についてご紹介しています。 タンという名前にはどのような意味があるのか?その秘密も隠れていますよ。早速、覗いてみましょう!
ドワーフホト
目の周りにあるアイラインがエキゾチックであり、気品あふれるウサギのドワーフホトです! ペットショップで見かけることはほとんどないのでこんなウサギいるんだ!と驚いた人も多いはず。 ちょっとめずらしいドワーフホトについて、ひみつをのぞいてみませんか?
ハレクイン
唯一無二のユニークな模様をもつちょっと変わったウサギといえば?そう、「ハレクイン」です! 日本で見かける機会はほとんどないため、もしこのウサギをご存知でしたら、なかなかのウサギ通といえるでしょう。 初めて名前を聞いたという方も、ハレクインファンの方も改めて一緒に秘密を探ってみませんか?
ヒマラヤン
皆さんはヒマラヤンというウサギを知っていますか? ちなみに、ネコにもヒマラヤンという品種がいますが、どっちが先にヒマラヤンの名前がついたのかというと、実は「ウサギ」の方なんです! ネコは、ウサギのヒマラヤンに似ていたから名づけられたといわれています。そんな不思議をもつヒマラヤンのひみつについて、詳しく探っていきましょう!
フレミッシュジャイアント
皆さんは「フレミッシュジャイアント」というウサギを知っていますか?世界には大きさも色もさまざまなウサギが存在していますが、フレミッシュジャイアントは最も大きなウサギのひとつとして数えられています。 基本的にウサギは、一度の出産で8匹前後の赤ちゃんを産みますが、フレミッシュジャイアントはなんと、一度に18匹もの赤ちゃんを出産した記録が残っているんだとか。 そんなビッグウサギの秘密について、早速覗いてみましょう!
フレンチロップ
たれ耳&ずんぐりむっくり体型が特徴的のフレンチロップです!垂れ耳ウサギは他にも数種類いますが、フレンチロップは一番大きい垂れ耳ウサギと言われています。 ホーランドロップのような小型うさぎもかわいいですが、フレンチロップはまるで大きなぬいぐるみ!隠されたその魅力について探ってみませんか?
ホーランドロップ
小柄なサイズ感とたれ耳がキュートなホーランドロップです! ペットとしても人気がある、かわいいウサギのひとつですが、 面白い特徴もあり、さらにカラー豊富なウサギなんですよ! もし今度どこかで見かけた時は、ここに書いてあることに注目しながら観察してみて下さいね!
ホッキョクウサギ
ウサギと言えば、長い耳とまるっとした姿が愛らしい小型の動物です。ウサギの種類は豊富で、少し変わった特徴をもつ種類もいます。ホッキョクウサギもその一種。 長い耳とまるっとした姿は変わりませんが、驚くのは立ち上がったときの長い脚。いっときは「コレジャナイ感」として話題になりました。ホッキョクウサギならではの愛らしさがクセになってしまいそうですね。 日本では馴染みのないホッキョクウサギ。その生態をみていきましょう!
ミニロップ
皆さんはミニロップというウサギを知っていますか?人気のある垂れ耳ウサギのひとつですが、ホーランドロップよりも大きく、フレンチロップよりも小さいので並べてみると「大、中、小」といったような面白い感じになります ミニというのにホーランドロップよりもひと回り大きい不思議なウサギ。そんなミニロップの生態について詳しく探ってみましょう!
ライオンヘッド
皆さんはライオンヘッドというウサギを聞いたことがありますか? 直訳すると「ライオン?頭?」という意味ですが、名前からして何だか迫力ありそうな感じ!そう思った方もいるかも知れませんね。 でも実はその外見、小さなオスライオン!といった感じのかわいらしいウサギなんですよ。 日本では、見かけるチャンスがあまりないライオンヘッド。その隠された秘密をのぞいてみませんか?
レッキス
皆さんはレッキスというウサギを知っていますか?知ってる、聞いたことある!という方は、なかなかのウサギ通かも? 実はこのウサギ、日本で見かけることはほとんどなく、飼っているお家を見つけたらラッキーといえるでしょう。 このページでは、そんなレッキスの知られざる秘密をご紹介しています。早速、その秘密を覗いてみませんか?
コメントしませんか?
おめでとうございます! あなたが初めてのコメンテーターです!
コメントしませんか?
※ご注意:記事内に掲載するコメント権の購入になります。
あなたの好きを見つけよう!
当ショップでは、様々な動物をテーマにしたユニークで魅力的なグッズを取り揃えております。
ミニレッキス 参考文献
ミニレッキス 使用メディア紹介
動物完全大百科をあなたのメディアで豊かにしよう!
動物完全大百科では、動物の素晴らしい写真や動画を常に募集しています。もしあなたが共有したいメディアがあれば、ぜひご提供ください。あなたの投稿はクレジット付きで動物完全大百科に掲載され、多くの動物愛好家に届けられます。動物の魅力と多様性を一緒に伝えましょう。