イングリッシュスポット
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皆さんは「イングリッシュスポット」というウサギを知っていますか?学校で見かけるパンダウサギにも少し似ていますが、こちらはまた別の品種です。 日本で見かけることはあまり無いので、初めて名前を聞いた!という方も多いはず。 では一体、イングリッシュスポットとはどんなウサギなのか?早速このページで確認してみましょう!
イングリッシュスポット 基本情報
原産国 イギリス
シニア/オスメス共に 6ヶ月以上 2.27kg~3.63kg
オス理想体重 2.72kg メス理想体重 3.18kg
ジュニア/オスメス共に 6ヶ月未満 2.72kg未満 最低体重1.36kg
※アメリカウサギ協会(ARBA)基準
イングリッシュスポットの歴史はとても古く、一説によると、フランドル地方(現在のベルギーとフランスの間)に住むぶち模様の野生種を改良した結果、イングリッシュスポットが生まれたのでは?とのこと。他にも、チェッカードジャイアントより派生(はせい)した説がありますが、あまり詳しいことは現在でも分からないようです。
1880年代頃にはイギリスで繁殖が広がり、その後アメリカにも輸入され始め、1918年には公認種として認められました。
イングリッシュスポット Q&A
イングリッシュスポットの名前の由来は?
体にぶち模様(スポット模様)があるため、イングリッシュスポットと名づけられました。
イングリッシュスポットのカラーバリエーションは?
・ブラック ・ブルー ・チョコレート ・ライラック ・ゴールド ・グレー ・トータス
ブルーグレー、ブラウンがあります。
イングリッシュスポットは短毛種(たんもうしゅ)のみです。
イングリッシュスポットの外見はどんな感じ?
フルアーチと呼ばれる体型。体とのバランスが取れた耳と細長い脚を持ち、被毛は皮膚に沿って生えるフライバックです。そして、一番の特徴といえる体のマーキング模様には、名称や理想の位置といったルールが厳しく決まっているのでご紹介します。
・Ears(耳) ・Eye Circle(目) ・Cheek Spot(頬) ・Nose Fork or Body of the Butterfly(鼻) ・Wing of Butterfly(鼻) ・Chain Markings(首の後ろ) ・Leg Marking(前脚) ・Herring bone(のこぎり状の模様) ・Spine Marking(背中の線) ・Body Markings(体中央) ・Hip Markings(お尻) ・Tail(しっぽ) ・Leg Marking(後ろ脚)
ちなみに、このマーキング模様の遺伝性についてですが、マーキングがあるウサギ同士を交配させても、全ての子ウサギが同じようになりません。
50%は両親と同じようなマーキングを持って産まれますが、残りの25%はマーキング無しの全身1色のみ。そして最後の25%は、マーキングはあるものの、とても少ない体で産まれてきます。そしてラビットショーに出場できるのは、しっかりとしたマーキングをもつウサギだけなのです。
イングリッシュスポットのマーキングはどのように決まるの?
先ほどもご紹介しましたが、イングリッシュスポットのマーキングはラビットショーにおいて、非常に大切なものとなります。そんなマーキング模様の出し方ですが、このあたりはブリーダーの知識と経験のみが頼りです。不規則で理想通りに決まらないことも多く、実際産まれてくる子ウサギを見るまで安心できないんだとか。
イングリッシュスポットはどこで巡り会えるの?
日本ではイングリッシュスポットの流通量が少なく、専門ブリーダーを見つけるのは難しいようです。海外にもイングリッシュスポットのブリーダーはいるので、もし知り合いが海外に住んでいる場合、こちらのルートから探す方が見つかりやすいかも知れません。
イングリッシュスポットを購入するにはどれくらいかかるの?
日本でイングリッシュスポットを見かける機会がほぼないため、詳細価格は不明です。しかし、見つけるのが難しいということは、購入価格も高額になるでしょう。ちなみに、ラビットショーで入賞できる可能性があるウサギを「ショータイプ」、お家で飼う分には何の問題もないウサギを「ペットタイプ」と呼びます。ショータイプのイングリッシュスポットだと、より高値になることもあるんだとか。
イングリッシュスポットの性格について詳しく知りたい!
基本的に穏やかな性格ですが、遊ぶことも好きです。ときどき甘えん坊になることも。どちらかといえばオスの方が甘えん坊で、縄張り意識も強く、求愛行動としておしっこをかけるスプレー行為を飼い主さんに行なってしまうことも。メスは普段クールですが発情期、あるいは妊娠中だと子どもを守るため気性が荒くなることもあります。
イングリッシュスポットのかかりやすい病気ってなに?
イングリッシュスポットがかかりやすい病気として「ウサギ消化器症候群(うさぎしょうかきしょうこうぐん)RGIS」、「不正咬合(ふせいこうごう)」、「ソアホック(足裏足底炎)」があります。
ウサギは毛づくろいの後、誤って抜け毛を飲み込んでしまうことがあります。このとき飲み込んだ毛がうんちと一緒に出てくれば問題ないのですが、大量の毛が消化管につまると食欲不振を引き起こしたり、排便できなくなる場合もあるのです。
この病は以前、抜け毛が原因であることから「毛球症(もうきゅうしょう)」と呼ばれていましたが、最近のの研究によると消化管を詰まらせるのは被毛だけではないことが判明し、分かりやすくするため総称して「ウサギ消化器症候群」と呼ばれるようになりました。
ウサギ消化器症候群は全てのウサギがかかる可能性があるので、繊維質のチモシー(牧草)を食べさせる、運動をさせる、水分不足にならないよう、水をしっかり与える、そして飼い主さんがブラッシングをしてあげる。以上が予防するための注意点です。
エサが上手く食べられない、水を飲むのが下手になった。などの症状があります。ウサギの歯は一生伸び続けるため、通常はかじり木や繊維が豊富なエサを食べて歯の伸びすぎを予防していますが、何らかの原因で歯が削られなくなると、噛み合わせが悪くなってしまうことがあるのです。
不正咬合が進行すると、食欲不振を招いたり、鼻涙管狭窄(びるいかんきょうさく)といった病気にかかってしまう恐れもあるため、エサの食べ方がいつもと違っていたり、歯の伸び方に異常が見られたら、動物病院での相談をオススメします。
足裏がただれ、皮膚炎を引き起こしてしまう病気です。ケージ内にはすのこ、フローリングにはカーペットやマットなどを敷いてあげると足の負担を軽減出来るので、ぜひストレスフリーな環境を作ってあげてくださいね。
イングリッシュスポットの寿命は?
5~10年ほどです。一般的なウサギの平均寿命は6~8年なので、平均的といえます。
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