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パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)

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パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)

パフィンという鳥を知っていますか? 大きくてカラフルなくちばしと、ちょっと困ったような顔がユーモラスで可愛い海鳥です。パフィンは鳥だけど、海の中を飛ぶように泳ぐこともできるんですよ。 パフィンのこと、まだまだ知らないこと、いっぱいありそうですね。調べてみよう!

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ) 基本情報

チドリ目、ウミスズメ科、ツノメドリ属 パフィンの種:ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカの3種をパフィンと総称する。

ツノメドリ( 英名 Horned Puffin  学名 Fratercula corniculata) ニシツノメドリ(英名 Atlantic puffin 学名 Fratercula arctica) エトピリカ(英名 Tufted Puffin 学名 Fratercula cirrhata)

体長:ツノメドリ約40cm    ニシツノメドリ約28-34cm    エトピリカ約40cm

体重:ニシツノメドリ約400g    エトピリカ約700-900g

生息地:ツノメドリ 北太平洋     ニシツノメドリ 北大西洋     エトピリカ 北大西洋

パフィンの体の特徴

ツノメドリとニシツノメドリは、メスもオスも、胸・腹・下尾筒(かびとう・尾羽のすぐ下側にある羽毛)が白く、腹や顔以外は黒い色をしています。 足はオレンジ色から赤色。目の上と後ろに黒く細い模様があり、その名の通り、目から角が生えたように見えます。 パフィンは色鮮やかなくちばしを持つことから「海のオウム」「海のピエロ」とも呼ばれています。 エトピリカは全身が黒く、夏には顔が白くなり、目の後ろに黄色の飾り羽が垂れ下がります。 パフィンのくちばしは、冬場(9-2月)にはくすんだをしていますが、繁殖期(子供を産み育てる季節)の春~夏(3-8月)には鮮やかな色になります。 ヒナのくちばしは、全体的に、灰色のようにくすんだ色をしています。

パフィンの生態

パフィンは冬は海上で過ごしますが、暖かくなると繁殖(はんしょく)を行うために、沿岸部でコロニー(同種、または複数種の生き物が集団で住んでいる場所)を作ります。

パフィンのカップルは、海に面した断崖絶壁の上に巣穴を掘り、草や羽毛を敷いて暮らします。 カップルは一夫一婦制で、母鳥は5月から7月に1個の卵を産みます。 母鳥と父鳥が交代で約5週間卵を温めるとヒナが孵化します。

親鳥は海に潜って魚を採り、たくさんの魚をくちばしにくわえて巣に戻り、ヒナに与えます。 8月になると親鳥は幼鳥に餌を与えず、巣立ちの準備を始めます。 餌をもらえなくなった幼鳥は空腹に耐えられなくなり、やがて餌を求めて、翼を広げ、海に向かって飛び立っていきます。 パフィンの幼鳥は月明かりを頼りに飛び立つため、巣立ちは夜行われます。

ヒナが繁殖(はんしょく)できる成鳥になるまでは5年の月日がかかり、それまでは海の上で暮らします。 また、繁殖をしない時期は、生活の大半を海で過ごしています。 海上にいる時には海に浮かんで休みますが、空を飛ぶこともできます。 パフィンの寿命は一般的には18年~20年ほどですが、33年以上生きた生存例もあります。

パフィンの現在の状況

ニシツノメドリ、エトピリカは絶滅危惧種に指定されています。 生息数減少の原因は、魚の乱獲や気候変動による餌不足など。

日本国内では、かつてエトピリカが道東の島々で繁殖していましたが、1970年代に入って激減しました。 現在は根室市のユルリ島とモユルリ島のみで繁殖しています。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ) Q&A

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィン3つの種類の名前の由来は?

・ツノメドリ(英名:Horned Puffin) 和名も英名も、目が角(ツノ)のような形をしていることに由来しています。

・ニシツノメドリ(英名:Atlantic puffin) 西洋に住むツノメドリから由来。英名も大西洋のパフィンという意味です。

・エトピリカ(英名:Tufted Puffin) 「くちばし(etu)が美しい(pirka)」という意味のアイヌ語「エトピリカ」から由来。 英名のTuftedは房状のという意味で、エトピリカの眼の上に房状の黄白色の飾羽があることによります。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンはどこに住んでいるの?

パフィンは春になると海に面した断崖に巣を作り、卵を産みヒナを育てます。 冬になると巣を飛び立ち、やや南へと移動して冬を越します。 パフィンの3つの種はそれぞれに生息地が違います。

・ツノメドリは、北太平洋のカムチャッカ半島からチュクチ半島、アラスカ西部、ベーリング海沿岸や千島列島で繁殖し、冬になるとやや南に移動します。 ・ニシツノメドリは、大西洋北部、ことにアイスランドで、多くのパフィンが営巣します。 アイスランドには数多くのパフィンの営巣地がありますが、ウェストマン諸島は世界最大のコロニーとして知られています。 また、絵本『パフィンちゃんどこにいるの? スケリッグ島のぼうけん』(エリカ・マッギャン作・鳥影社)の舞台、アイルランドのスケリッグ・マイケル島もニシツノメドリの営巣地として知られています。 冬になると巣を離れて南下し、ビスケー湾、モロッコ、地中海西部の海上で暮らします。 ・エトピリカは、アメリカ、カナダ、日本、ロシア、オホーツク海、ベーリング海沿岸部、千島列島、アラスカ湾からカリフォルニア沿岸部などで4月から8月にかけて繁殖します。 繁殖期以外は陸地のない外洋で暮らします。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, ツノメドリとニシツノメドリとエトピリカはどこが違うの?

一見するととてもよく似ているツノメドリ、ニシツノメドリ、エトピリカですが、よく見ると違いがあります。 写真を見て、違うところを探してみよう。

ツノメドリ

ニシツノメドリ

エトピリカ

答え  体の大きさなどや、住んでいるところなども違いますが、見てわかる違いは次のような所です。  ・目の角のような模様が違う→ツノメドリの方がニシツノメドリよりも長い。  ・くちばしの色と模様が違う  ・エトピリカには頭に飾り羽がある。  ・ツノメドリとニシツノメドリは背中が黒くてお腹の部分が白いが、エトピリカは背中もお腹も黒い。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンは何を食べているの?

ニシツノメドリは小魚・甲殻類(ニシン・イカナゴ・イカなど)、プランクトンなどを食べています。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンはどうやって魚を捕まえるの?

パフィンは足に水かきがついていて、泳ぎがとても上手。 水かきのついた足と羽を使って、まるで空を飛ぶように泳ぎます。 パフィンは60メートルもの深さまで潜ることができるので、水中でニシンやイカナゴなどの小魚を捕ることができます。 とった魚は、くちばしにたくさんくわえ、ヒナが待つ巣へと飛んで帰ります。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, どうしてパフィンはたくさんの魚をくわえることができるの?

パフィンはなぜ、一度にたくさんの魚をくわえられるのか? その秘密は、くちばしと舌にあります。 パフィンの舌とくちばしの裏には棘(トゲ)のようなものがあるので、捕らえた魚をその棘で固定し、さらに上と下のくちばしで、もう一匹の魚を捕らえることができるのです。

さらにパフィンの口角(上のくちばしと舌のくちばしが合わさるところ)には「花飾り」と言われる黄色いやわらかいシワがあるので、口を大きく開き大量の魚をくわえることができます。 またくちばしの縁(ふち)がギザギザになっているので、魚をしっかりと固定しヒナのもとへ運ぶことができます。 過去の調査では、なんと60匹もの小魚をくわえたパフィンもいたのですよ!

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンのカップルはラブラブってほんと?

はい。パフィンは一夫一婦制、一度夫婦になると一生添い遂げると言われています。 パフィンの夫婦は、繁殖期以外は遠くの海で暮らしていますが、繁殖期になると毎年パートナーと再会し、同じ巣穴に戻り、くちばしをたたき合って求愛をします。 カップルになりメスが卵を一つ産むと、夫婦交代で卵を温めます。子育ても夫婦一緒にするんですよ。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィン夫婦は冬は別々に暮らしているの?どうやって再会するの?

ここでは、アイスランドに住むニシツノメドリの夫婦の、繁殖期以外の海上での生活と、再会についてお話ししましょう。 ヒナが成鳥(おとなの鳥)になる8月中旬~9月初旬頃、パフィンは冬を越すために繁殖地を離れ、温かな海で、次の繁殖期までを過ごします。 この間、パフィン夫婦は別々になり単独生活か小さな集団で過ごします。

春、4月ごろになると、パフィンは生まれた島へ向かいます。 彼らはすぐに上陸せず、近くの海の上で数日間過ごし、自分のパートナーを探します。 パートナーと再会できたパフィンは夫婦で上陸し、海上で再会できなかった夫婦は自分たちの巣穴でパートナーと再会します。 初カップルは上陸して巣を作ります

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンはどうして断崖に巣をつくるの?

パフィンはヒナに与える魚を採ってヒナのもとへと運びます。 そのため素早く海に出られるように、海からすぐに帰れるように、海に面した断崖に巣を作るのです。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンはペンギンに似ているけど、ペンギンと親戚?

白いお腹と黒い背中、よちよち歩く姿はペンギンに似ていますよね! でもペンギンは<ペンギン目・ペンギン科>、パフィンは<チドリ目・ウミスズメ科>、違う種類の動物です。 ペンギンは泳ぐことはできますが空を飛べません。 しかしパフィンは泳ぐことも空を飛ぶこともできます。 また生息地にも大きな違いがあり、ペンギンは南半球のみ、パフィンは北半球のみに生息しています。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q,パフィンが飛ぶ速さは時速何キロ?

パフィンは空を飛ぶときは時速80㎞、海の中を泳ぐときは、まるで魚のような速さで泳ぎます。 「那須どうぶつ王国」の動画で、パフィンの泳ぎを見てみましょう。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンのすごいところって、まだまだある?

はい。まだはっきりとはわかっていませんが、米国科学アカデミーの調査結果によると、くちばしに棒をくわえて自分の体を搔いているパフィンが、2羽、観察されました。 これは、パフィンが道具を使う能力があることを意味しているのかもしれません。 また、パフィンのくちばしは、紫外線に当たると光り輝くという研究結果もあり、こちらも現在研究が進められています。 まだまだ、パフィンの体には、すごい秘密が隠されていそうですね!

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, パフィンってどんな声で鳴くの?

パフィンは繁殖地のコロニーでは大きな声で鳴きますが、海の上ではあまり鳴きません。 那須どうぶつ王国のパフィンたちが鳴いている動画で、鳴き声を聞いてみてくださいね。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, 動物園でパフィンを見たら、顔もくちばしの色があまりきれいじゃなかったけど、汚れていたの?

いいえ、汚れているのではありません。 あなたが動物園に行ったのは、寒い時期ではありませんでしたか? 実は、パフィンのくちばしが鮮やかな色になるのは、繁殖期(春から夏)のみ。

冬羽になると顔は灰色になり、鮮やかな色のくちばしは剥がれ落ち(はがれおち)、くすんだ色のくちばしに変わります。

くすんだ色のくちばしは、冬を越し、温かくなり再び繁殖期を迎えると、鮮やかな色に変わっていき、顔も白くなっていきます。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q, どこに行けばパフィンに会えるの?

野生のパフィン(ニシツノメドリ)を観察する時におすすめなのはアイスランド。 レイクキャビンなどからパフィンを観察するツアーがいろいろ出ています。 また、カナダのニューファンドランドからもパフィンを見るツアーが催行されています。

パフィン(ツノメドリ・ニシツノメドリ・エトピリカ)
Q,日本でもパフィンに会える?

はい。日本でも、パフィンに会える動物園がありますよ。 下にパフィンに会える動物園を書いておきますので、ぜひ、会いに行ってくださいね! ニシツノメドリに会える動物園は1か所 ・栃木県「那須どうぶつ王国」   https://www.nasu-oukoku.com/ エトピリカに会える動物園は5か所 ・福島県「アクアマリンふくしま」  https://www.aquamarine.or.jp/animals/tufted-puffin/

・茨城県「アクアワールド 茨城県大洗水族館」  https://www.aquaworld-oarai.com/

・千葉県「鴨川シーワールド」  http://www.kamogawa-seaworld.jp/aquarium/area/forest_etupirka.html

・東京都「葛西臨海水族園」 https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/

・大阪府「海遊館」  https://www.kaiyukan.com/area/exhibition/111.html

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