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カモノハシ

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みなさんはカモノハシという生き物を知っていますか?名前は聞いたことあるけど見たことはない人が多いのではないでしょうか。 カモノハシはオーストラリアにしか生息しておらず、取引を禁じられている動物なので日本の動物園で飼育されていません。そのため馴染みの少ない動物なのかもしれません。 カモノハシは見た目が変わっているだけでなく、珍しい生態もしています。そのカモノハシについて詳しく探っていきましょう。

カモノハシ 基本情報

哺乳網-単孔目-カモノハシ科-カモノハシ属

カモノハシ 体長:約38~50㎝ 体重:約1~2㎏

カモノハシはオーストラリアの水辺にのみ生息しています。水辺の近くに穴を掘って巣を作るか、ビーバーの巣のように水中から出入りする巣を作ることもあります。巣の入り口は見つかりにくいように植物で隠されているので、見つけることは難しいです。 カモノハシは群れることなく単独で行動をします。日中は巣の中で過ごし夕方から朝方にかけてエサを求めて動き出します。エサは水中に生息している生き物なので潜って捕まえて生活をしているのです。

カモノハシは哺乳類の中でも珍しく卵で子どもを産みます。なぜ珍しいのかというと、哺乳類の赤ちゃんは一般的には親と似た形で産まれてくるため卵からは産まれません。卵で子どもを産むのは爬虫類(はちゅうるい)や鳥類と限られた種類のみだと考えられていたからです。 他にもカモノハシと同じように哺乳類なのに卵を産む動物がもう1種類います。その動物とは「ハリモグラ」です。世界中に数多くの動物が存在していますが、たったの2種類の動物にしかできないことだからこそ珍しいのですね。 カモノハシの繁殖についてもう少し詳しく探ってみましょう。繁殖期(はんしょくき)は8~10月ごろに交尾をして、メスは卵を1~3個ほど産みます。その卵を尻尾(しっぽ)を使って包むようにして温めます。卵を温めて10日ほどを過ぎたころに孵化(ふか)をするのです。 孵化した赤ちゃんは母親の母乳を飲んで育ちますが、カモノハシには乳腺(にゅうせん)があっても乳首は存在しません。乳首がないのにどのようにして赤ちゃんは母乳を飲むのでしょうか? カモノハシのメスは乳首が無いので、乳腺から母乳をにじませて出します。人間でいうと汗を出すようなイメージです。にじみ出た母乳は母親の毛に染み込むので、赤ちゃんは母乳が染み込んだ毛を舐めて栄養を取っているのです。独特な母乳の与え方に驚かされてしまいますね。 カモノハシのオスも子育てに参加するのでしょうか?残念ながらオスは子育てに関与しません。カモノハシのオスは縄張りを持っており、その縄張りの中に何匹かメスがいます。オスはそれぞれのメスの巣に定期的に訪れるようにしているのです。

その理由は、他のオスにメスを取られることがあるからです。そのため、オスはパトロールをするように縄張りを周っています。 もし他のオスがメスを求めて縄張りに来た場合は、毒を使って攻撃をします。カモノハシのオスには足の付け根に毒爪を隠し持っているのです。その爪を使って相手のオスに攻撃をします。

カモノハシ Q&A

カモノハシ
カモノハシの名前の由来は何?

カモノハシの名前の由来は、カモの口ばしに似ていることからカモノハシになったといわれています。

カモノハシは英語では"Platypus"(プラティパス)と呼ばれています。ギリシャ語で、平たい足や扁平(へんぺい)な足という意味です。確かにカモノハシの足は水かきが付いた平たい足をしています。

どちらの呼び方も体の特徴から名づけられていることが分かりますね。

カモノハシ
カモノハシはどうしてそこに住んでいるの?

カモノハシは水辺の近くに住む習性があります。それは、エサが水中に生息している生き物であることが関係しているのかもしれません。

カモノハシの手足には水かきが付いており泳ぐのに適した体の作りをしています。陸で歩くこともできますが、泳ぎと比較をするとぎこちない動きになってしまうのです。 巣が水辺から遠くなってしまうと移動の間に、他の動物に襲われてしまう可能性も考えられます。エサがいる水辺さえあれば生活することができるので、カモノハシは水辺の近くに生息しているのです。

カモノハシ
カモノハシは何を食べているの?

カモノハシのエサは水の底に生息している昆虫・幼虫・ミミズ・貝などを食べて暮らしています。土の中に隠れている獲物(えもの)を口ばしで咥えて捕まえ、水面に上がってから獲物を砕いて食べているのです。 しかし、カモノハシには獲物を咬み砕くような歯は備わっていません。歯がないのにどのようにして咬み砕いているのでしょうか?

カモノハシは獲物を咥える時に砂利(じゃり)も一緒に口に含みます。この含んだ砂利を利用するのです。口の中で獲物と砂利を一緒に噛むことで、砂利が歯の代わりに獲物を砕いてくれます。歯が無いからこそ身につけた方法なのですね。

カモノハシ
カモノハシはどうして歯がないの?

カモノハシは最初から歯がなかったのではありません。祖先だと考えられている「オブドゥロドン」には歯が生えていたことが分かっているからです。 生き物の進化の過程(かてい)で歯は残りやすいのですが、カモノハシは歯を失ってしまった唯一の動物とも考えられています。なぜ、カモノハシは歯を失ってしまったのでしょうか? その原因として大きく関わっているのは「口ばし」の構造です。オブドゥロドンのころよりもカモノハシの口ばしは感覚器官(かんかくきかん)が発達しています。感覚器官が発達した理由は、食事が変わったからです。 オブドゥロドンは水中に泳いでいる魚を捕まえて食べていましたが、カモノハシは水の底に生息している昆虫や貝を探さなくてはいけません。カモノハシはエサを探すために水中に潜りますが、潜っている間は目を閉じています。目を使わずにどのようにしてエサを探すのでしょうか?

そこで役立つのが口ばしの感覚器官です。具体的な機能としては、生き物が発する電気を口ばしで感知(かんち)して獲物を捕まえます。その感覚器官を支えているのは、口ばしに沢山の神経(しんけい)が通っているからです。神経が増えたことによって、歯が生えるスペースが無くなってしまい歯を失いました。 どんな生き物であってもエサを確保するのは生きていくためには必要なことです。カモノハシはエサを感知する機能を優先させたことによって歯を失いましたが、歯の代わりに砂利がエサを砕いてくれます。失ってしまったものよりも、工夫して補いながら生きていくことが大切なことですね。

カモノハシ
カモノハシは卵を産むけど哺乳類(ほにゅうるい)なの?

カモノハシはオーストラリアでのみ生息している動物なので、他国の人からすると見たことがない不思議な生き物でした。 1798年ころに初めてカモノハシの標本がイギリスに渡りました。そのカモノハシを見た学者は剥製師(はくせいし)が複数の動物を繋ぎ合わせた偽物(にせもの)だと疑ったのです。 確かにカモノハシの見た目は哺乳類の中では珍しい生態をしています。口ばしは鳥のカモに似ており、繁殖方法は卵を産むので爬虫類や鳥類に近いからです。学者の間では何に分類するのか悩む生き物でした。 哺乳類に分類された決め手は「乳腺」(にゅうせん)が備わっていたからです。赤ちゃんを卵で産みますが、孵化した後は母乳で育てるため哺乳類に分類されました。

カモノハシ
カモノハシが毒をもってるって本当?毒はどのくらい強いの?

カモノハシのオスは足の付け根に毒爪を持っています。その毒はどのくらい強い物なのか、人間にも効果があるものなのか気になりますね。 見た目の印象から強い毒を持っていないとイメージされる人が多いのではないでしょうか。しかし、カモノハシの毒は犬や小動物が刺されると死んでしまうほどの強さを持っています。

人間も刺されてしまうと死んでしまうのでしょうか?人間の場合は死ぬことはありませんが、痛み止めであるモルヒネを打っても治まらないほどの痛みをともなうといわれています。モルヒネが効かないほどの痛みは想像するだけでもかなり辛そうですね。 カモノハシの毒は繁殖期に増加する傾向があります。その期間とは8~10月あたりを示しています。オーストラリアの水辺に行く際は気を付けなくてはいけません。

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