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センザンコウ

センザンコウ

センザンコウ

皆さんは「センザンコウ」という動物を知っていますか?日本には野生で住んでいるものはいないので、知らない人が多いのではないかと思います。とても愛らしい顔とは裏腹に硬い身体と爪を持っています。そんな謎のセンザンコウを紹介していきます!

センザンコウ 基本情報

センザンコウの基本情報

哺乳綱(ほにゅうこう)鱗甲目(りんこうもく)センザンコウ科センザンコウ属 体長:30〜140cm 体重:2〜35kg センザンコウは8種類いて、その全てを総称した名前です。インドや中国、台湾、スマトラ島、ボルネオ島などの東南アジアから東アジアにかけて、それとセネガル、ケニア、南アフリカ共和国などのアフリカ大陸に住んでいます。 センザンコウの特徴はなんといっても体をおおっているうろこです。哺乳類(ほにゅうるい)の中でうろこを持っている動物はセンザンコウだけなんです。このうろこは人間が持っているものの中で1番硬いと言われている「爪」と同じ成分でできています。それほど硬いものを頭から背中、尻尾まで300枚以上つけているんです。危険を感じると丸まって身を守ります。しかもうろこは角が尖っているので、尻尾を振り回すと攻撃することもできるんです。うろこはセンザンコウの盾でもあり矛でもあるんですね。 センザンコウに歯はなく、舌がとても長いです。太く強い足を持っていて、爪は長く鋭いものを持っています。体の割に頭が小さく、目はクリッとしていて鼻と口の部分が長いので、顔だけ見ると可愛らしい顔をしています。体はゴツゴツと強そうですが、可愛い顔でギャップがありますね。 メスよりもオスの方が10〜50%も体が大きくなるので、見分けはつきやすいかもしれないですね。

センザンコウ Q&A

センザンコウ
センザンコウの名前の由来は?

センザンコウは元々中国の伝説上の怪物の名前でした。その怪物は人の顔と手を持っている魚なのですが、その怪物の名前が使われたという説があります。中国では「鯪鯉」と書きますが、これはセンザンコウが魚だと考えられていたからです。 漢字では「穿山甲」と書きます。「穿つ(うがつ)」という言葉は穴を掘るという意味があります。山に穴を掘り、甲羅(こうら)のような体をした動物という意味があります。この漢字をそのまま読んで名前がつけられた可能性もありますね。 センザンコウは英語で「Manis」と書きますが、これはラテン語の「manes」からきていて、死霊やお化けという意味があります。夜行性であるセンザンコウが夜中に動いている姿が、お化けに見えるという意味なのかもしれません。目名である鱗甲目(りんこうもく)は英語で「Pholidota」と書きます。これは古代ギリシャの「pholis」「pholidou」からきており、「うろこ」という意味があります。どちらもセンザンコウの姿や習性から名前がつけられているんですね。

センザンコウ
センザンコウはどうしてそこに住んでいるの?

センザンコウは森林やサバンナ、平地、山、草原、亜熱帯の林、湿った林、竹林などに住んでいます。いろんな環境や場所がありますが、それはアジアに住んでいる種類とアフリカに住んでいる種類で、環境が変わってくるからなんです。ネパールと台湾では標高1500〜2000mの場所に住んでいる種類もいるので、全然違ってくるんですね。 センザンコウは基本的に夜行性ですが、昼に行動することもあります。単独で行動していて。昼間寝ている時は木に空いている穴や岩の隙間、自分で穴を掘って休む種類もいます。穴を掘るときは鋭い爪としっかりした脚があるので、そのあしで土をかき出して穴を作ります。ただ穴を掘っているわけではありません。ちゃんとお部屋を作っているんです。長く深い廊下を作ると、その奥に広いお部屋を作ります。出来上がるとそのお部屋に入りますが、そのとき入口の穴を掘り出した土でフタをするんです。ドアのような役割でプライベートが守られますね。 センザンコウはそんな自分の家から出てくるのは24時間の内、たったの3時間で、ほとんどの時間をお家で過ごしています。インドアなのかもしれないですね。 そんなインドアなセンザンコウでも、小さい体の種類は木の上で過ごすこともあります。木の上で快適に過ごせるように尻尾が長くなっていて、木に尻尾を絡ませてバランスをとるために使われています。 泳いだり、泥浴びをするのも好きで、たった数時間外に出るだけですが結構アクティブな遊びをしているんですね。 センザンコウの天敵はライオンやトラ、ヒョウ、ハイエナ、ヤマネコ、ニシキヘビなどの肉食獣(にくしょくじゅう)です。天敵から襲われると体を丸め、うろこのかたまりになります。最初にもお話ししましたが、このうろこはとても硬く頑丈なので、ライオンなどの牙も通しません。しかも丸くなっているので、転がって移動することができ、30mを10秒という速さで逃げることもできます。歯がなく、噛んで攻撃することができない分、守りが強いんですね。

センザンコウ
センザンコウは何を食べているの?

センザンコウの主食はアリです。アリとシロアリの成虫や幼虫、卵を食べています。他にも歯を使わなくても食べられる、体の柔らかい昆虫やその幼虫も食べることもあります。 アリは地中の中に巣を作っていたり、アリ塚と呼ばれる山のようなものを作って暮らしています。センザンコウは穴の中に長く細い舌を入れて、アリをなめとって食べているんです。時には前足で穴やアリ塚を壊してとることもあるそうです。豪快ですね。アリはいろんな隙間に入り込んでくるので、攻撃されないようにまぶたは厚くなっていて、鼻と耳は閉じることができるようになっています。耳や鼻に入られるのは嫌ですよね。 そんな小さなアリを、どうやって探しているのでしょうか。 センザンコウは目と耳があまり良くありません。なので嗅覚のみで探して食べています。 センザンコウの体に比べるとアリはとても小さいですが、お腹いっぱいになるのでしょうか。 センザンコウは1日、アリを200g食べます。その数はなんと10万匹です。どのくらいの量なのか重さも数もピンとこないですが、とんでもない量だということはわかりますね。基本的には見つけた巣の中にいるアリを全て食べてしまうのですが、途中でお腹いっぱいになるとフタをして、次の日に取っておくんです。巣の中は全部食べてしまいたいんですね。 センザンコウの胃は2つあり、一つは貯蔵庫(ちょぞうこ)になっているので、夏は5〜7日間、冬は10日間食べなくても大丈夫なんです。もう一つは今のエネルギーになるように消化される部屋になっています。アリを食べるのと同時に小石も一緒に飲み込んでいるのですが、胃のなかでその小石を使ってアリをすりつぶして消化しているんです。歯のないセンザンコウにとって大事なものですね。

センザンコウ
センザンコウはどうやって増えるの?

センザンコウは夏から秋にかけて発情期があります。その時にオスは尿や排泄物を木や岩にマーキングして、この匂いを選んだメスと結ばれます。時にはメスをめぐってオス同士が尻尾を振り回して戦うんです。 無事に結ばれると、種類によって差はありますが、メスは70〜140日間お腹の中で赤ちゃんを育てます。地下に穴を掘り、11〜3月の間にそこに子どもを産みます。アフリカのセンザンコウは1匹、アジアのセンザンコウは1〜3匹と、こちらも差がありますね。 産まれた赤ちゃんは体は小さいですが、ちゃんとうろこがついています。産まれたときは冬なので、お母さんと子どもたちは一緒に巣の中で生活し、脇の下におっぱいがあるのでたくさん飲んで成長していきます。もう長い舌がついていますが、舌を横にはみ出して器用におっぱいを飲んでいきます。寒いときはお母さんがお腹に子どもを抱えて、丸くなって温めます。 春になると一緒に外に出ますが子どもはお母さんの背中に乗って、エサの取り方や過ごし方などいろんなことを勉強していきます。そんな親子の姿はとても愛くるしいでしょうね。無事に大きくなると1〜2年で大人になり、親の元を離れていくのです。親子で過ごす時間は人間に比べるととても短いですが、きっと思い出がいっぱい詰まった時間になっているんでようね。

センザンコウ
センザンコウは絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されているの?

センザンコウは8種類いる中、全ての種類が絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されています。なぜそんなことになってしまったのでしょうか。 原因は密猟(みつりょう)です。センザンコウは「世界で1番密猟(みつりょう)されている」と言われているほどです。昔から皮はカバンや靴に、肉は料理に使われ、その中でも赤ちゃんの肉は精力剤になるとされていて、全て高級品として出回っていました。そして特徴であるうろこは中国やインドで、ガンやリウマチ、喘息などの漢方薬や、媚薬になると信じられていたため、伝統薬として使われていました。 2000年にワシントン条約で狩猟(しゅりょう)も販売することも禁止されましたが、その後も密猟(みつりょう)がなくなることはなく、今現在も密猟(みつりょう)されてしまっているんです。 2019年にアフリカから密輸されたうろこは97トンでした。センザンコウ一匹から取れるうろこは20%なので、センザンコウが15万頭殺されているということになります。5分に1頭が殺されている計算になり、とんでもないスピードで密猟されていることになります。 実際、うろこは私たち人間の爪と同じ成分なのでなんの薬にもなりませんが、信じている人がいる以上、市場に出回ってしまうんです。 中国やインド、その他の国の人たち全員がセンザンコウを密猟(みつりょう)しているわけではありません。センザンコウの状況を少しでも多くの人に知ってもらおうと、毎月2月の第3土曜日が「世界センザンコウの日」と制定されました。中国でも「国家一級保護野生動物」というものに登録され、保護される対象になっています。国が指定しているものをみんなで守っていき、この日だけでもセンザンコウや自然に暮らしている動物のことを思えたらいいなと思います。

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センザンコウ 種類

センザンコウはその全ての種類が絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されています。絶滅(ぜつめつ)の危険度が高いものから紹介していきます。 [絶滅危惧(ぜつめつきぐ)ⅠA類] ・ミミセンザンコウ ・パラワンセンザンコウ ・マレーセンザンコウ [絶滅危惧(ぜつめつきぐ)ⅠB類] ・インドセンザンコウ ・キノボリセンザンコウ ・オオセンザンコウ [絶滅危惧(ぜつめつきぐ)Ⅱ類] ・サバンナセンザンコウ ・オナガセンザンコウ

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