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モグラ

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モグラは土を掘り、地中で生活する動物です。その珍しい習性から知名度は高く、知らない人は少ないと思います。 しかし、生涯のほとんどを地中で過ごすため、見たことがない人も多いはず。そのためか、「土を掘る」という習性以外で、モグラの生態はあまり知られていません。 そこで今回は知られざるモグラの生態を一緒に見ていきましょう。動物界の大工さんであるモグラ、実は私たち人間の知らないところで激しい合戦が行われているのです。

モグラ 基本情報

哺乳綱真無盲腸目モグラ科

体長:12〜18cmほど

※ただし、種類差や個体差が大きく、同種でも倍近く違う個体が確認されています。

円筒形のずんぐりとした体を持ち、体中が体毛で覆われています。

目は小さくてつぶらな瞳ですが、地中で生活するため退化しており、視力はほとんどありません。

ずんぐりした胴体と小さな目は、とてもかわいいですね。

目があまり見えないため、エサはおもに匂いと耳で探します。特に聴覚が優れていて、地中のわずかな音や振動を感じ取ってエサを捕獲可能です。

そして、モグラ最大の特徴は大きな前足にあります。前足にある5本の爪は非常に大きく、固い地盤もたちまち掘ってしまいます。また、多くの動物の手のひらが下を向いているのに対し、モグラの前足の手のひらは外側に向いています。

モグラは基本的に群れを形成せず、単独で生活します。それぞれが巣を持ち、一部の種を除いて一緒に生活することはありません。

一生のほとんどの時間を地中で過ごすため、私たち人間がモグラを見かけることはあまりありませんが、太陽光に弱いというわけではないようです。ただし、地中では温度・湿度があまり変化しないため、モグラの体温調節能力は優れていません。そのため、地上で死にやすいと考えられています。

世界で見ると、南半球には確認されておらず、ヨーロッパ・アジア・北アメリカなどで分布しています。ほとんどが森林や草原の地中に生息していますが、一部の種類は水場を好むため河川や湖で見られるようです。

一方、日本では北海道を除く全域に生息しており、東日本と西日本で生息している種類が違います。おもに西日本にはコウベモグラが、東日本にはアズマモグラがナワバリを持っていますが、近年ではコウベモグラが東進しているようです。

まさにモグラ界の天下分け目の大決戦と言えるかもしれませんね。

モグラ Q&A

モグラ
モグラの名前の由来は何?

モグラの名前の由来は「潜る」からきていると考えていませんか?

実はこれは不正解。

実際は逆で、「潜る」の語源が「モグラ」と言われています。近年の研究でわかったことですが、「潜る」という動詞は比較的新しい言葉で、「モグラ」のほうが古い言葉とわかりました。

ちなみにモグラはもともと「うぐろもち」などと呼ばれていて、「モグラ」の響きとは似ていませんね。土を盛り上げる動作が由来と考えられていますが、「モグラ」そのものの語源はよくわかっていません。

ちなみに、モグラを漢字で書くと「土竜」「土龍」となります。テレビのクイズ番組などでもたまに取り上げられるので、読める人も多いかもしれませんね。

この漢字は、土を掘った穴の形や、盛り上がった土の形が龍に似ているから付けられた説が有力です。

ただし、「土龍」は中国でミミズを表すので、日本でモグラを表すのは間違って定着したと考えられています。

「土の竜」と書くとなんだかかっこよくて強そうなので、モグラも喜んでいるかもしれませんね。

モグラ
モグラはどうして地中に住んでいるの?

モグラが地中に住む大きな理由は、エサの存在です。モグラが好むミミズや昆虫の幼虫は地中にたくさん生息しているので、地上に出る必要性がありません。

ちなみに、穴を掘る力が強いモグラですが、地盤の固い土壌は好まないようです。湿った土壌を好むため、河川域・農耕地・牧草地などで生息しています。また、こういった湿った土壌にミミズや昆虫が多いこともモグラが好む理由と考えられますね。

さらに、地中では環境の変化が起きづらい点もモグラにとってはうれしいポイント。湿度や温度があまり変わらないので、1年中同じような感覚で過ごせるようです。

私たち人間は、夏の暑さや冬の寒さに敏感で、さらに湿気の多さにもまいってしまいます。もしかしたらそんな私たち人間を見て、モグラは快適そうに過ごしているかもしれませんね。

モグラ
モグラは最初から地中で生活していたの?

実はモグラの祖先は地上で生活していました。しかし、地上にはほかの動物もたくさんいるので、エサの取り合いが激しかったのです。

エサの取り合いに負けたモグラたちは、次第に地中へもぐるようになりました。地中ではモグラが好むエサもたくさんあるし、キツネやフクロウのような天敵の存在も気になりません。モグラにとっては、地中こそ快適に暮らせる場所だと気づいたのですね。

こうしてモグラは地中に適応した体へ進化してきました。

それにしてもエサがないからといって、地上から地中に住処を変えようと考えたモグラの発想力は見習うべきところがあるかもしれませんね…。

モグラ
モグラは何を食べているの?

モグラはおもにミミズや昆虫を食べて生活しています。種類によっては魚類や両生類なども食べるようですが、植物はほとんど食べません。

モグラの食生活の特徴として、大量のエサを食べることが挙げられます。穴を掘ることに大量のエネルギーを消費するのか、エサを食べ続けないと餓死してしまいます。数時間〜十数時間も空腹の状態が続くと、もう生きてはいられません。

したがって、冬でも冬眠することなく、地下深くでひたすらエサを探し続けています。

モグラ
モグラは凄腕の建築士?

モグラの巣は、めちゃくちゃに穴が掘られているイメージを持つ人も多いと思います。しかし、実際はしっかりと構造化されているのです。

モグラの巣は、部屋と通路に分けられます。部屋だけでも「エサを獲る部屋」「エサを蓄える部屋」「休憩部屋」「水を飲む部屋」「侵入者から隠れる部屋」があるとされ、人間よりも豪邸かもしれません。

そして、それらの部屋をつなぐ通路はトンネルと呼ばれ、このトンネルも本道と支道にわけられます。本道は各部屋をつなぐトンネルで、支道は「エサを獲る部屋」からエサを獲るために掘ったトンネルです。

それ以外にも頻繁に使うトンネルを幹線トンネルと呼ぶほか、一度使ったらほとんど使わないトンネルもあります。

また、トンネルの深さはおおよそ地下30cmから100cmほど。まれにそれより深い場合もありますが、多くの場合はエサが生息している30cm程度の深さです。

ちなみに、モグラは新規で巣を作ることはほとんどありません。実際は先祖から受け継いだトンネルで生活し、それらのトンネルを増改築したり修理したりして暮らしています。

大工さんもびっくりな凄腕の建築士というわけです。

モグラ
モグラが生活するとキノコが生える?

モグラの巣には「トイレの部屋」があり、その近くに特定のキノコが生えることもあります。モグラの排泄物が分解された際に発生するアンモニアがキノコの発育を促すのです。

モグラの巣付近に生えるキノコにはいくつかの種類がありますが、そのなかでもナガエノスギタケはモグラの巣に限定されて生えます。

つまり、ナガエノスギタケを見つけた場合は、高確率で地下にモグラの巣があるということですね。

モグラ
モグラの天敵は?

地中にはモグラの天敵はほとんどいませんが、地上に出ると周りは敵だらけ。ヘビや猛禽類、キツネなどさまざまな動物の餌食となってしまいます。

さらにモグラにとっては人間も脅威のひとつ。人間、特に農業を営む人たちにとっては、モグラによる被害は無視できない場合があります。そのため、害獣として駆除することもしばしば。

現在では関連する法律があるので、むやみやたらに捕獲したり駆除したりできません。

人間の食糧問題にもかかわるので仕方ない一面もありますが、やはり野生動物と人間の共存の難しさを考えさせられます。

モグラ
モグラが絶滅寸前って本当?

新潟県に生息するエチゴモグラという種が絶滅の危機に瀕しています。その原因は、天敵の存在や人間ではありません。同じモグラによって、徐々に住処を奪われているのです。

エチゴモグラを絶滅の危機に追いやっているのは、アズマモグラ。普通、モグラという種は同じ地域に別の種類は共存できません。アズマモグラが侵略してくることで、エチゴモグラの数が減少しているのです。

しかし、アズマモグラも実は被害者。

もともとアズマモグラは東日本を中心に生息していましたが、体の大きいコウベモグラがアズマモグラを追いやりました。すでに九州にいたアズマモグラは絶滅したとされています。

まさにモグラの群雄割拠。

自然界の厳しいナワバリ争いを見せつけられますね。

また、尖閣諸島の魚釣島に生息しているセンカクモグラも数が減少しています。こちらの原因は、島外から連れてこられたヤギ。ヤギが繁殖し、もともとの生態系を破壊してしまいました。植物がヤギに食べられたので、昆虫やミミズも減り、モグラもエサ不足に陥っています。

生態系の破壊は大きな問題なので、私たち人間もできることからやっていきたいですね。

モグラ
モグラはペットにできる?

モグラに限らず、野生動物を勝手に捕獲してペットにすることは鳥獣保護法で禁止されています。どうしても捕獲が必要な場合は、自治体に許可を得なければいけません。

また、捕獲したモグラを同じ場所に放置することも禁止されています。庭が荒らされた、怪我をして弱っていたといった場合でも安易に捕獲するのはやめて、必ず自治体に確認しましょう。

ちなみに、農林業を営んでいる人はこの限りではありません。モグラによって事業に被害が出ているのなら、許可がなくても捕獲できます。

しかし、絶滅の危機に瀕しているエチゴモグラやセンカクモグラは、希少鳥獣に指定されているため許可がいるようです。基本的には捕まえないと種類がわからないですし、なんとも難しい問題だと思います。

やはり捕獲するときは、自治体に確認したほうがよさそうです。さらに、モグラをペットとして飼育するのは、地中で生活する生態上難しいでしょう。

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