オグロイワワラビーって、どんなワラビー？

オグロイワラビーは、イワワラビー属に属する、中型のワラビーです。

彼らは、その名の通り、尾の先端が、黒く、ふさふさとしているのが特徴です。英語では、「Brush-tailed Rock-wallaby（ブラシのような尾のイワワラビー）」と呼ばれています。彼らは、オーストラリア東部の、岩場や、崖(がけ)など、険しい地形が多い地域に生息しています。彼らは、夜行性で、日中は、岩陰や、洞窟(どうくつ)などで、休んで過ごし、夜になると、活動を始め、餌を探します。彼らは、単独で行動することもあれば、数頭から、数十頭の小さな群れを作ることもあります。

オグロイワワラビーは何を食べているの？

オグロイワワラビーは、草食動物で、主に、草や、木の葉を食べています。

彼らは、朝と夕方に、活発に活動し、食料を探します。彼らは、優れた嗅覚(きゅうかく)を持っていて、地面に落ちている、果実や、種子などを、探し出すことができます。また、彼らは、岩場などに生えている、多肉植物(たにくしょくぶつ)も、好んで食べます。多肉植物は、葉や、茎、根などに、水分を蓄えている植物です。彼らは、水を飲むことも、欠かせません。彼らは、水を求めて、川や、水たまりなどに、行くこともあります。

【クイズ！】オグロイワワラビーは、木登りが得意？

はい、オグロイワワラビーは、木登りが得意です！

彼らは、他のワラビーと比べて、前足が、長く、力強く、そして、爪が鋭いです。これは、彼らが、木登りをするのに、適した体つきをしているためです。彼らは、木に登って、葉っぱや、果実などを食べたり、敵から、身を守ったりします。

【クイズ！】オグロイワラビーは、絶滅の危機に瀕している？

オグロイワワラビーは、IUCN（国際自然保護連合）のレッドリストで、「近危急種(NT)」に指定されています。

これは、彼らが、近い将来に、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)になる可能性が高いことを意味します。彼らの数が減少している原因は、主に、以下の3つです。

・生息地の破壊：森林伐採や、農地開発などによって、彼らの生息地である、森林が、失われています。

・外来種(がいらいしゅ)による捕食：キツネや、ネコなどの、外来種に、捕食されています。

・病気：人間から持ち込まれた、病気によって、多くのオグロイワワラビーが、死んでいます。

オグロイワワラビーを守るためには、彼らの生息地である森林を守り、外来種を駆除し、そして、病気の予防対策を行うことが重要です。