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ロバ

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皆さんは「ロバ」という動物を知っていますか?動物園や牧場などで見たり、家畜として飼っている人もいるので知っている人は多いと思います。ロバは飼育下だけではなく、野生のロバもいるんです。住んでいる場所、種類によって毛の色や模様なども変わってくるんですよ。そんなロバのことを紹介していきます!

ロバ 基本情報

項目名内容
科学名Equus asinus
分類地位受理されている
ランク
一般名
動物界
脊索動物門
哺乳綱
奇蹄目
ウマ科
ウマ属
保全状況
生息地
記述

哺乳綱(ほにゅうこう)奇蹄目(きていもく)ウマ科ウマ属ロバ亜属

体長:180〜250cm

体高:100〜140cm

尾長:30〜49cm

体重:200〜500kg

ロバはアフリカ大陸やアメリカ大陸、ユーラシア大陸、オセアニア、アジア、日本などなど全世界に住んでいます。

ウマ科の中では1番小さく、動物園などでは小さいウマのポニーと間違えられることもあるそうです。そんなロバは茶色や灰色、白色、淡い黄色、淡い赤色と種類によって違います。まだら模様やしま模様、背中に十字や1本の線が入っている種類もいるんです。

夏と冬とでは毛の長さが変わり、冬は夏の1.5倍にもなるそうなんです。寒い冬には着込んで暖かくしているんですね。頭から背中にかけて短いたてがみがあり、このたてがみの色も黒色や茶色と種類によって変わってきます。

先ほどウマと間違えられることがあるとお話ししましたが、しっぽが全然違うんです。ロバは先だけにふさふさの毛がついていて、ウマはしっぽ全てに毛がついているんです。しっぽを見ればすぐに違いがわかりますね。

ロバの特徴は長く大きな耳です。耳が長い動物といえばウサギですが、そのウサギのように長い耳を持っているので、「ウサギウマ」なんて呼ばれることもあるそうです。

ロバ Q&A

ロバ
ロバの名前の由来は?

ロバは漢字で「驢馬」と書きますが、元々漢語では「驢(ろ)」と書かれていました。この1文字でロバを表していたのですが、日本にこの漢字が伝わってくる時に、ウマの仲間という意味にするためなのか、単純に発音しやすくするためなのかは分かっていないそうですが、「驢(ろ)」に「馬」をつけて「驢馬(ロバ)」となったそうです。

よく見ると「驢」という漢字に馬が入ってしまっているので「驢馬」は馬が重複している気もしますが、そこは気にしない方がいいかもしれないですね。

ロバ
ロバはどうしてそこに住んでいるの?

野生のロバは半砂漠地帯や、荒地、岩場、平原、山道などに暮らしています。夏は高い場所に、冬になると河川沿いや谷間に移動する種類もいるそうです。いろんな場所に暮らしている気もしますが、絶滅(ぜつめつ)してしまい、住んでいない地域もあるんです。

岩場に住んでいると足が痛そうだと思ってしまいますが、ロバのひづめは硬いので岩場でもスイスイ歩くことができるんです。

ロバは単独や群れを作って生活しています。群れを作る場合はオスが1頭にメスや子どもたちで6〜12頭の群れになっています。100頭以上の大きな群れを作っていた種類もいたそうです。

ロバの足の速さは長距離だと時速40〜50km、短距離だと時速60〜70kmも出すことができるんです。車と同じくらいの速さですね。

野生のロバが荒地など、あまり整備されていない場所に住んでいるように、家畜や飼育下のロバも厳しい環境の中でも生きていくことができます。ロバはよく働き、力が強く、記憶力もいいと言われているので、荷物を運んだり農業の大切な労働力なんだそうです。

ロバ
ロバは何を食べているの?

ロバは植物がたくさん生えているような場所だと草を食べていますが、砂漠などの乾燥した地域では木の葉も食べます。他には牧草や枯れ草を食べています。荒地などで生活できるのは、枯れている物でも食べられるからなんですね。

家畜や飼育下では、牧草や枯れ草も食べていますが、他にも果物なども食べるんです。他の家畜に比べて少ない量のエサで満足できるので、飼いやすいのかもしれませんね。

ロバは乾燥した場所で暮らしていけるように水をあまり取らなくても大丈夫な体になっているんです。毎日水を飲む必要はなく、2~3日に1回飲むくらいで大丈夫なんだそうです。このような飼いやすさ、働き者という点で家畜として重宝されるのかもしれませんね。

ロバ
ロバはどうやって増えるの?

ロバは哺乳類(ほにゅうるい)なので、お腹の中で赤ちゃんを育てます。繁殖期(はんしょくき)にはオスがメスのために歯やひづめで戦うこともあるんです。

こうして繁殖(はんしょく)を終えると、約1年妊娠します。春から夏にかけて子どもを1頭産みます。産まれたばかりの子どもはすぐに立って歩くことができるんです。お母さんが歩いている姿を見て真似するのか、本能なのかはわかりませんが、すぐに歩けるのはすごいですね。生後2週間たつと走ることもできるようになるんですよ。

おっぱいを飲む期間は4〜12ヶ月と種類によって差があります。大人になるまでの期間はオスとメスで違います。オスは生後4〜5年で、メスは生後2〜3年で大人になります。1年も違うんですね。メスが初めて子どもを産むのは生後3〜4年と早いです。オスがやっと大人になる頃にはメスはお母さんになっている可能性があるんですね。

飼育下では寿命が長く、22〜50年まで生きた記録があるそうです。天敵がおらず、エサが常にあるというのは大きいのかもしれませんね。

ロバ
ロバはどうして家畜が多いの?

ロバが家畜になったのは約5000〜6000年も前で、アフリカロバという種類を飼育して家畜になっていったと言われています。乗り物や荷物を運ぶためなどに重宝されていましたが、同じようにウマも家畜となっていました。家畜としてのウマとの違いはなんだったのでしょうか。

ウマとロバには性格や気質に違いがあります。ウマは好奇心が強く繊細で、人とコミュニケーションができ従順に働きます。一方ロバは新しいことが嫌いで、駆け引きやコミュニケーションが苦手で図太い性格をしています。

人間に置き換えてみたときにどちらと仕事をしたいか、仕事ではなくてもどちらと遊びに行きたいかと言われると、ウマの性格の方が仕事がしやすいのかなと思ってしまいます。実際にウマは野生下では群れを作っているので、乗り手である人間と息を合わせたり、他のウマと一緒に馬車を引くことができるのかもしれません。

ロバは単独で行動する種類もいます。なので人や他のロバとも一緒に力を合わせるということが苦手なんです。ではロバを家畜として飼うのはどうしてなのでしょうか。

ロバは少ない食事で済むのに、健康で強かったからです。乾燥した地域で育ってきたロバは充分に食事が出来なくても耐えることができたんです。他のロバと協力しなくても1頭で運ぶことができるほど強く、食事が少なくても耐えられる、つまり管理が簡単だったんです。

ウマは心を通わせる必要がありますが、ロバはそうせずとも働いてくれるので、その点で飼いやすかったのでしょうね。ただ、ロバは神経質でもあるので気が向かないと働かないこともあるそうです。そういうところも愛らしく思えるのかもしれませんね。

ロバ
ロバはガードマンとして働いているの?

スイスやドイツなどでは護衛犬の代わりに護衛ロバを雇う地域があるそうです。護衛ロバは「ガード・ドンキー」と呼ばれています。ガード・ドンキーは家畜の群れの中で育て、なわばり意識を持ったロバのみが、大きくはない牧場や家庭菜園で護衛として働いているんです。

護衛犬と護衛ロバはどのような違いがあるのでしょうか。

護衛犬は他の動物をあまり恐れることなく、追い払ってくれる反面、夜などに吠えると声が響き近所迷惑になってしまいます。

護衛ロバは集団の野犬や自分よりも大きい動物だと怖がってしまい、鳥や小動物などは敵だと思わないのが短所ではありますが、ずっと吠え続けたり夜にうるさく吠えることはないので、近所迷惑になりません。

それに大きい犬に怯えてしまう訪問客もいますが、ロバだとその心配がないんです。大きい牧場などでは護衛犬の方がいいのかもしれませんが、家庭菜園など小さい規模ではご近所の事や家に遊びにくる人もいるので、護衛ロバの方がいいのかもしれませんね。

ロバは本能でイヌ属の動物に対して攻撃的なので、野犬やきつね、ハイエナなどに真っ向から向かって攻撃してくれます。なわばり意識を持たせるということが大事になってきますが、ロバは働き者なのでガード・ドンキーとして立派に働いてくれるのかもしれません。

ロバ
日本にはロバがあまりいないの?

ロバは海外ではよく家畜として飼育されていますが、日本では昔からあまり飼育されていません。存在は知られていましたが、馬や牛のようにロバが家畜として広まることはありませんでした。

ただ、ロバの名が日本全国に広まったことがありました。「ロバのパン屋」というのを聞いたことがありますか?今でいう移動販売なのですが、昭和10年代に札幌でロバがパンを積んだ荷物を持ち売り歩くという商売が始まりました。

そこから全国に広がっていきました。このロバのパン屋さんは昭和30年代まで続いていました。そこから車が普及され、今の移動販売の形になったため、ロバのパン屋さんは無くなっていきました。

ただ、「パン売りのロバさん」という曲を流しながら、ロバで移動販売を行なっていたところが、実はポニーを使っていたことがわかったそうです。ですが「ロバのパン屋さん」として販売していたので、当時はポニーをロバだと勘違いしている人が多かったそうです。

他にも日本では本や音楽、アニメなどにロバが登場しています。

「ロバちょっとすねた」や「走れドンキー」などの歌であったり、「母をたずねて三千里」や「ペリーヌ物語」「ラ・セーヌの星」などのアニメに重要な役割で登場したりしています。日本にロバはあまりいないかもしれませんが、歌やアニメなどで近くに感じていたことはあるかもしれませんね。

ロバ
ロバは世界で親しまれているの?

ロバは日本だけではなく、他の国でも寓話やことわざなどにも使われているんです。

中国では「三国志演義(さんごくしえんぎ)」に登場したり、ギリシア神話では「王様の耳はロバの耳」という寓話もあります。

ロバは日本や海外でもいろんな物語に登場し、重要な役割をしている一方で、「愚か者」という意味でことわざに使っている国もあります。

愚かで怠け者という意味でアルバニアでは「ロバは引っ叩かれねば動かない」や、ブルガリアの「ロバは叱っただけでは死にはしない」、ジャマイカの「ロバの走りはすぐに止まる」などの諺があります。

ウマと比較されてしまうことの多いロバを例えて、より劣るもの、無価値なものという意味でインドでは「ロバは叩いても馬にはならぬ」や、モロッコの「馬の居るべき場所に今やロバ」ということわざもあるんです。

ロバは働き者なのに少し悲しいですね。ただ、このように昔から人間のそばで暮らしてきたロバだからこそ、世界中で親しまれているんですね。

ロバ
ロバは絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されているの?

ロバは地域では数が減ってしまい、絶滅(ぜつめつ)してしまった種類や、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されている種類がいます。

ロバのお肉はイタリアなどでは食用になっています。ただ、食用として出回るロバは歳をとり仕事をするのが難しくなったロバのみなので、それだけで数が減ることは考えにくいんです。ではなぜ数が減ってしまったのでしょうか。

それはロバの皮が漢方の阿膠(あきょう)の材料に使われているからなんです。阿膠(あきょう)は貧血や強壮、皮膚の改善などの効果があるとされており、中国で今でも人気なんです。

しかも他の生息地では医学的根拠がないのに、ロバを煮込んだスープは結核や腰痛、便秘に効くと信じられている地域もあるんです。

このようなことからロバの需要が増え、乱獲(らんかく)されてしまっているんです。

これはロバの数だけでなく、ロバの乳製品を扱っている事業にも大打撃になっているんです。ロバのミルクには抗酸化作用や抗菌性、抗糖尿病作用があると言われていますが、ロバが減ってしまうと、このような事業も続けられなくなってしまうんです。

1996年のロバの生息数は21万頭でしたが、14万6000頭までに減ってしまったんです。南アフリカからは毎年、約1500頭のロバの皮が輸出されているそうです。ただこの数は合法的な輸出の量で、密輸されていることを考えるともっと多い数が輸出されている可能性があるそうです。

ロバは私たちと一緒に働き、一緒に文明を発展させてくれた労働者です。家畜のロバだけでなく、その仲間である野生のロバも大切にしていきたいですね。

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