日本スピッツの名前の由来は？

火のように吠える気質が遺伝子にあったので、ロシア語の「スピッチ（火）」から名前がつけられたとされています。

ちなみに、スピッツはドイツ語で「とがったもの」を意味します。ピンときれいに立った耳やシャープなマズルなど、スピッツの身体的な特徴を表す言葉です。

日本スピッツはどうして日本に来たの？

1920年頃に、関東の愛犬家がスピッツ系の犬（ホワイト・スピッツとも言われる）を日本に連れてきたとされています。その理由は定かではありません。

後に、日本スピッツの美しい毛並みやつぶらな瞳に多くの人が魅了されることとなりました。

日本スピッツは何を好んで食べる？

市販の犬用おやつやドッグフードを食べます。日本スピッツは活発で運動量も多いので、関節ケアを考えた食事がおすすめです。それと、怪我の予防や筋肉維持をするために、タンパク質多めのドッグフードを与えるのも良いとされています。

日本スピッツは希少性が高い？

日本スピッツがブームだった頃（昭和20〜30年代）は、乱繁殖が原因で頭数が増えてしまいました。さまざまな関係者の努力によって、日本スピッツの繁殖方法は改良され、頭数の大幅な増加は無くなりました。

現在の日本スピッツは、比較的希少性の高い犬種となっています。もし家族として日本スピッツを迎え入れたいのであれば、知識や経験の豊富なブリーダーさんから迎えるといいでしょう。

現在の日本スピッツは無駄吠えしやすいの？

繁殖方法の改良によって、日本スピッツは無駄吠えが少ない犬種となりました。温和で人懐っこく、好奇心旺盛な犬種として愛されています。

日本スピッツの美しい毛並みを保つために出来ることは？

美しい毛並みを保つために最も大切なのは、こまめなブラッシングと定期的なシャンプーをすることです。特に、首回り・胸の部分・尻尾は一段とふさふさとしているので、毛玉対策も兼ねてしっかりとブラッシングしましょう。

皮膚病の予防のためにも、シャンプーはできれば月に1〜2回ほど行いましょう。日本スピッツは毛量が多い犬種なので、ドライヤーで乾かすのがおすすめです。

被毛の多さから、夏場に熱中症にかかる可能性もあるので、こまめに水分補給を出来る環境を作るのも大切です。

日本スピッツは1日にどれぐらい散歩をした方がいい？

日本スピッツは活発で遊ぶことが大好きです。そのため、1日の散歩時間は1時間程度取ると良いでしょう。30分の散歩を2回に分ける形でも大丈夫です。散歩の他に、ボールやロープなどの犬用おもちゃで遊ばせると、ストレス解消や体力維持にもなります。

日本スピッツのかかりやすい病気は？

日本スピッツが特に気を付けたい病気は、下記の3つです。

・膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）

膝（ひざ）の骨が脱臼してしまう病気です。室内にマットを敷いたり、勾配（こうばい）のある坂や階段のある場所を避けて散歩をしたりして、対策をする必要があります。

・気管虚脱（きかんきょだつ）

気管が過敏になることによって、酸素不足や体温の上昇につながってしまう病気です。主な症状として、「ゲフゲフ」「ガーガー」というような乾いた咳が出ます。室温調整や、散歩中に首輪を無理に引っ張らないことが、気管虚脱の対策として有効とされています。

・皮膚の炎症

日本スピッツは毛量が多く、ブラッシングを怠ると通気性が悪くなって皮膚炎にかかりやすくなります。こまめなブラッシングや定期的なシャンプーなどで、日常的にケアしていくことが皮膚炎予防に欠かせません。