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ウデムシ

ウデムシ

ウデムシ

皆さんは「ウデムシ」という虫を知っていますか?聞いたことも見たこともないという人が多いかもしれません。ウデムシは「世界三大奇虫」という見た目にインパクトのある虫の1つで、一度見ると忘れられないような見た目をしているので、ある大人気映画やゲームにも登場してくるんです。そんなわからないことだらけのウデムシを紹介していきます。

ウデムシ 基本情報

〜基本情報〜

鋏角亜門(きょうかくあもん)クモガタ綱(こう)ウデムシ目 体長:5mm〜5cm 足の長さ:体長の2〜5倍 ウデムシはアフリカや北アメリカ、南アメリカ、東南アジアに住んでいて、日本には住んでいないので日本人にはあまり馴染みがないかもしれません。 最初にもお話ししましたが、「世界三大奇虫」という見た目にインパクトのある虫の1つにウデムシは入っていて、その中でも「世界一気持ち悪い虫」と言われています。ウデムシが言葉を理解していたらかなりショックを受けるでしょうね。そんな風に言われているウデムシはどんな見た目をしているのでしょうか。 ウデムシは上からつぶされたように、平らな体をしています。体は小さいですが、そこから生えている足は体の2〜5倍という長さをしているんです。その中でもひときわ大きく太い、鎌のような形をした触肢(しょくし)と呼ばれる感覚器官があります。触肢(しょくし)は肘のような関節があり、普段は折り曲げています。折り曲げていると腕のように見えますね。 そしてその触肢(しょくし)のすぐ隣にある1本目の脚が異常に細長く、ムチのような形をしています。この細長い脚も感覚器官として使われているので、歩く時には使っていないんです。大きく太い触肢(しょくし)と、1本だけ細長い脚という特徴が、奇妙でインパクトのある見た目を作っているんでしょうね。 体の先の方に目がありますが、目は8個も付いているんです。とても多いですね。ただ視力はあまり良くなく、種類によっては全然見えないものもいるんです。その代わりに触肢(しょくし)や細長い足の感覚器官を使っていろんなものを感じているのかもしれませんね。 口元には牙がありますが、クモのように糸を出すことはできません。そして何よりこんなにインパクトがあり、世界一気持ち悪い虫とまで言われているのに、毒がないんです。見た目から、毒がありそうと思われがちですが、毒はないどころかとてもおとなしい虫なんです。 オスとメスの違いはあまりありません。種類によってはオスの方が触肢(しょくし)が長くなっているものもいるようです。

ウデムシ Q&A

ウデムシ
ウデムシの名前の由来は?

ウデムシの名前の由来はズバリ、触肢(しょくし)です。腕のように関節があり、太くて長いので、その特徴からウデムシという名前がつけられました。 学名は「Amblypygi」と言って、古代ギリシャ語で「鈍い尻尾」という意味があります。これは「サソリモドキ」という同じクモガタ綱(こう)の虫に対して付けられています。サソリモドキにはおしりにムチのようなしっぽがあるのですが、それがウデムシにはないので、「鈍い尻尾」と付けられたそうです。 英語では「Whip spider(ムチのあるクモ)」や「tailess-whip scorpion(尻尾のないサソリモドキ)」と呼ばれていて、中国語では「鞭蛛」「無尾鞭蠍」と、やはりムチを持つクモという意味や、鞭を持っている尻尾のないサソリという意味でつけられています。 ウデムシはクモでもサソリでもない「ウデムシ」という虫ですが、姿が似ているということでいろんな言語で「クモ」や「サソリ」と関連づけられた名前になっていることが多いですね。

ウデムシ
ウデムシはどうしてそこに住んでいるの?

ウデムシは湿気の多い熱帯や、亜熱帯に住んでいます。夜行性なので木の隙間や穴、洞窟の天井などで昼間は休んでいて、地上に降りることはほぼありません。 種類によっては鳥やアリ、シロアリ、サソリなどの巣で一緒に生活しているものもいるんです。 基本的には集団で生活をしていて、種類によって変わってきますが、その中で社会性を築いていたり、個体を識別できたり、縄張り意識があるものもいるんです。しかもウデムシには「帰巣性(きそうせい)」がある種類もいるそうです。帰巣性(きそうせい)というのは違う場所にいても自分の家に戻ることができる本能なのですが、その仕組みはわかっていないそうなんです。ただ、実験でなわばりから10m離れた場所に置いたところ、ほとんどが一晩でなわばりに戻ることができたそうです。はぐれても仲間のところに戻れるんですね。 ウデムシはクモガタ類の中で最速と言われているほど足が速いんです。ただ普段はゆっくりとしたスピードで動いていて、前歩きよりも横歩きが得意です。そんなウデムシが最速と言われるほどのスピードを出すのは、エサを取る時と逃げる時です。 危険を感じるとすぐに逃げますが、逃げられず捕まってしまった時には自分で脚を切って逃げたり、普段閉じている触肢(しょくし)を開いて威嚇(いかく)します。それでもダメな時にはその触肢(しょくし)で相手を刺してしまいます。触肢(しょくし)という強力な武器があるのに、触肢(しょくし)は最終手段にしているようなので、相手を殺したくないという優しい心の持ち主なのかもしれませんね。 目はあまり見えませんが、歩く時にはムチのような長い脚をふわふわと動かしながら、周りの環境を感じています。体よりもずいぶん長いので、広い範囲のことがわかりそうですね。

ウデムシ
ウデムシは何を食べているの?

ウデムシはゴキブリやシロアリ、ワラジムシなどの昆虫の他に、トカゲやハチドリなどの小さい動物も食べる肉食性です。種類によってはエビや羽虫などを食べるものもいるそうです。 エサを取る時には、ムチのような足が探してくれます。ふわふわと揺らしながらエサを探し、その範囲内に虫が入ってくるとその瞬間にはもう食べられているほど、速いスピードで確保するんです。長い脚に近づいてしまったら最後、と言っても過言ではないくらいのスピードなんですね。

ウデムシ
ウデムシは愛のダンスをするの?

ウデムシの繁殖(はんしょく)は、まず愛のダンスから始まります。夫婦になってもらうために触肢(しょくし)を使ってダンスをするんです。婚姻(こんいん)ダンスとも呼ばれていて、このダンスで求愛しているんですね。 婚姻ダンスで無事に相手が見つかると、繁殖(はんしょく)し、メスは卵を産みます。種類によって差がありますが10〜90個の卵を産み、その卵をお腹に貼り付けるんです。メスはお腹に卵を貼り付けたまま過ごします。1番守りやすいのかもしれませんね。 そうして赤ちゃんが卵から産まれると、赤ちゃんは自力でお母さんの背中に登っていきます。赤ちゃんは脱皮をして親元を離れるまで、お母さんの背中で過ごします。卵の数にもよりますが、全ての卵から赤ちゃんが産まれると、メスの背中には赤ちゃんの山ができることになりますね。 脱皮をしたすぐの子どもは派手な色をしていますが、成長するとどんどん親と同じような地味な色に変わっていきます。ちなみにこの脱皮は大人になってもしていて、たとえば敵に襲われて逃げるために切り離した脚なども、この脱皮で元通りになるんです。魔法みたいですね。 寿命は3〜8年と言われていますが、野生下ではあまりはっきりしていないようです。飼育下では10年生きた記録があるそうですが、平均寿命というのはわかっていないそうです。

ウデムシ
ウデムシはあの人気映画に出演しているの?

最初にお話しした通り、ウデムシはある人気映画やゲームに出演しています。この映画やゲームはファンが多いので、もしかしたら写真を見てわかった方もいるかもしれませんね。 その人気映画とは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」です。闇の魔術の防衛術の授業で、先生が虫を出すのですが、それがまさにウデムシなんです。 ゲームでは「バイオハザード リノベーション2」にモンスターとして大きいウデムシが出てきます。どちらもウデムシを元に別も虫やモンスターとして出ているのではなく、ウデムシの姿や形、そのままで出てるんです。 ウデムシの一度見たら忘れられない姿は、異次元の世界だと馴染むのかもしれませんね。気になった方は作品をもう一度見てみるのもいいかもしれませんね。

ウデムシ
ウデムシは飼えるの?

ウデムシは見た目にインパクトがあるので怖いと思うかもしれませんが、毒もなくとても大人しい虫なんです。触肢(しょくし)や口の牙など危険そうにも思えますが、ペットとして飼っていても、それらで攻撃されたという話もあまりないようです。海外では、害虫であるシロアリなどを食べてくれるので、ありがたい虫として益虫(えきちゅう)と言われているほどです。 そんなウデムシはペットとして飼うこともできます。日本には住んでいない虫ですが、専門店などでは観賞用として売られているそうです。ウデムシの中でも「タンザニアオオウデムシ」という種類がペットとして人気のようです。 ウデムシは飼育が難しいわけではないですが、ある程度の大きさの蓋がしっかり閉まる容器を用意してあげなければいけません。体の何倍も脚が長い上に、脱皮をするときにその長い脚を天井にぶら下げて逆さまの状態になるんです。なので高さは脚を含めた長さの2倍ほど、幅は6〜7倍はあったほうがウデムシも快適に過ごせるかもしれません。また容器には空気が入る穴を開けてあげてください。 ウデムシは基本、洞窟の壁や天井、木にくっついて過ごしています。なので容器の中にもコルクボードや木を入れてあげた方が過ごしやすいですね。 高温多湿にすることも重要です。湿度80%以上、温度22〜28℃ほどで、ウデムシは快適に過ごすことができます。冬にはパネルヒーターなどを使って温度を保つことができます。湿度は木やコルクボードが常に湿っている状態にしてあげる必要があるので、霧吹きなどで濡らして保ってあげましょう。 ウデムシのご飯は週に1回のペースで大丈夫です。ウデムシのお腹の大きさくらいのコオロギやミルワームなどのエサを、一匹あげるくらいで大丈夫です。エサをあげるときに短いピンセットを使うと、うっかり指を挟まれてしまうかもしれないので、長いピンセットの方がいいかもしれませんね。 ただ、奇虫はエサを拒否することがあるそうです。そんな時には無理に食べさせずに次の週にあげてみると、お腹が空いて食べてくれるようです。 脱皮直後は体が白くなっていて、その時は食べません。黒くなってからエサをあげるようにした方がいいですね。 エサは週に1回ですが、水はたくさん飲みます。ただ、手が長いので直接水を飲むことが苦手で、地面に降りることも嫌いなので、水を用意するだけでは飲むことができないんです。なので、足場などに霧吹きをして飲ませるか、湿らせたキッチンペーパーを根本から木に沿わすようにおくと、木から降りなくても水を飲むことができるんです。 ウデムシはクモガタ類の中で最速と言われているので、逃げ出してしまうと捕まえるのが難しいかもしれません。蓋がしっかり閉まる容器で、エサをあげるときなども気をつけなければいけません。実害はないかもしれませんが、日本にはいない虫なのでとんでもない騒ぎになる可能性があります。 平均寿命がわかっていないので、長い付き合いになるか短い付き合いになるかはわかりません。一緒にいられる時間を大切に、大事に育てていけたらいいですね。

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ウデムシ 参考文献

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Dawson, CC BY-SA 2.5, via Wikimedia Commons
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Diana Fuentes, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
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Sanjaya.k.Bandara, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
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Marcelo Silva de Carvalho Delfino, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
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Matt Muir, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
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Juan Cruzado Cortés, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
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Francisco Farriols Sarabia, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons
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BIGOT, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
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