犬に論語(いぬにろんご)

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皆さんは犬に論語ということわざを聞いたことがありますか?
馬の耳に念仏や、豚に真珠が似たようなことわざとしてありますが、もしかするとこっちなら知ってる!という方が多いかも知れませんね。
そもそも論語って何だろう?良い機会なのでここでひとつ、犬に論語について詳しく見ていきましょう!

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ことわざ情報

犬に論語ってどういう意味なの?

良い教えや道理(正しい道筋)を伝えようとしても、理解できないものにはありがたみが分からないということです。

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このことわざの成り立ちは?

論語はもともと、儒教(じゅきょう)を説いた中国の孔子(こうし)という人物の言葉をまとめた書物です。孔子と弟子のやり取りが中心になっており、その教えは現代でも通用するものがあるため、名言として語り継がれている言葉も存在します。

ですが、ありがたい言葉が書かれいている一方内容が難しいので、ある程度の知識と教養を身につけている者でないと読解できません。

このことから「いくらこの書物が素晴らしい!」と伝えようとしても、内容が理解できない者にとってはありがたさが分からないので意味がない。これが成り立ちといわれています。

ちなみに、なぜ「犬」が使われているのか?その理由は詳しく分かっていないようです。もしかすると、犬は大昔より人間とともに暮らしてきた身近な動物なので「ことわざとして例えやすかったから」なのかも知れませんね。

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犬に論語を現代風にアレンジしてみよう!

試しに、犬に論語をちょっとだけ今風に言い換えてみましょう。

・犬にシェイクスピアのハムレット
・犬にアリストテレスの倫理学
・犬にダーヴィンの進化論
・犬にソクラテスの弁明
・犬にWeb3.0(ウェブスリー)

こんな感じになります!

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類似のことわざ

牛に経文(うしにきょうもん)
牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
蛙の面に水(かえるのつらにみず)
豚に念仏猫に経(ぶたにねんぶつねこにきょう)
猫に小判(ねこにこばん)
馬耳東風(ばじとうふう)
豚に真珠(ぶたにしんじゅ)

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この動物について


参考文献

故事ことわざ辞典
http://kotowaza-allguide.com/

docdog
https://www.docdog.jp/2020/03/magazine-dogs-s-x-2799.html

Study-Z
https://study-z.net/100088989

アイキャッチ画像
https://pixabay.com/images/id-2726117/