動物が2つ出てくることわざは他にもありますが、「豚に念仏猫に経」は知る人ぞ知ることわざのひとつに数えられています。
豚や猫は分かるけど、そもそも念仏って何?経との違いはあるの?なんて疑問も掘り下げながら、一緒に探っていきましょう!
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ことわざ情報
豚に念仏猫に経ってどういう意味なの?
どんなに素晴らしい話を聞かせても、意味が分からない者に対しては全く役に立たないということです。

このことわざの成り立ちは?
念仏という言葉が出てくることわざには、他にも馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)がありますが、意味もほぼ似ています。
実際、豚に念仏や猫にお経を聞かせた訳ではなく、ありがたい話をしてもまるで理解していない人間を比喩(ひゆ)して、豚や猫に例えられたのでは?と考えられています。
ちなみに念仏とお経の違いですが、念仏は「仏を念じる」という意味があり、有名なのが南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)から始まるものです。
簡単にいうと「仏様のことを心から信じていますので、どうかお救いくださいませ。」と唱える誓いの言葉といえるでしょう。
それに対してお経は「仏の教え」をまとめたものですが、非常に種類豊富で全部把握することは難しいようです。有名なのは般若心経(はんにゃしんぎょう)と呼ばれているもので、お葬式で聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?
こちらは「亡くなった人をあの世へ導いてあげるため、そして今を生きる人がこれから幸せな人生を歩めますように。」という意味が込められています。
念仏やお経の意味も一緒にひも解いてみると、「豚に念仏猫に経」の理解も深まりますね。
※比喩とは例えたい何かを、別の何かに置きかえて表現することです。

豚に念仏猫に経を現代風にアレンジしてみよう!
試しに、豚に念仏猫に経をちょっとだけ今風に言い換えてみましょう。
・豚に神父の教え猫に牧師の教え
こんな感じになります!

類似のことわざ
犬に論語(いぬにろんご)
牛に経文(うしにきょうもん)
牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
蛙の面に水(かえるのつらにみず)
猫に小判(ねこにこばん)
馬耳東風(ばじとうふう)
豚に真珠(ぶたにしんじゅ)
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この動物について
参考文献
故事ことわざ辞典
http://kotowaza-allguide.com/hu/butaninenbutsu.html
家族層のファミーユ
https://www.famille-kazokusou.com/magazine/manner/135
コトバンク
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
https://kotobank.jp/word/念仏-111722