
「リレーの選手に選ばれたけど、長距離の方が得意だから自信ないなぁ。」「だったら代わってあげるよ。短距離得意だから、私なら兎の登り坂!」
ちょっと不思議な会話にも聞こえる、このことわざ。初めて聞いた!という方も多いのではないでしょうか。
確かにウサギといえば、走るのが得意な動物として有名ですよね。でも、一体なぜ「ウサギ」と「坂道」がことわざに使われているのでしょうか?
実はこれ、ウサギのある体の特徴が関係しているんです。早速、その秘密を探りに行きましょう!
Ads
ことわざ情報
兎の登り坂ってどういう意味なの?
得意分野で実力を発揮し、ものごとが調子良くそして早く進むことです。

このことわざの成り立ちは?
ウサギは前足よりも、後ろ足の方が長くなっています。そのため上り坂で走るのを得意とし、反対に下り坂はゆっくりと歩いてくる性格の持ち主です。この特徴が人間にも比喩され、生まれたことわざとなります。
※比喩とは例えたい何かを、別の何かに置きかえて表現することです。

兎の登り坂を現代風にアレンジしてみよう!
試しに、兎の登り坂をちょっとだけ今風に言い換えてみましょう。
・東大生による家庭教師
・プロ野球選手の個人指導
こんな感じになります!
Ads
この動物について
参考文献
日本国語大辞典 第二版
デジタル大辞泉
故事ことわざ辞典
http://kotowaza-allguide.com/u/usaginonoborizaka.html
うさぎとの暮らし大百科
https://www.anicom-sompo.co.jp/usagi/