カテゴリー: ざ行

ジェンツーペンギン

体長がコウテイペンギン、キングペンギンの次に大きいペンギンといえば?そう、「ジェンツーペンギン」です。
ジェンツーペンギンは、同族のアデリーペンギンやチンストラップペンギンのなかで国内飼育数が最も多く、「このペンギン水族館で見たことある!」そんな方もいるのではないでしょうか?
体長が上から3番目に大きいだけでなく、実はペンギン界のなかであることが1番速い!という秘密も隠れています。
そんなジェンツーペンギンの不思議な世界について、早速覗いてみましょう!

ジャージーウーリー

日本ではあまり聞きなれない名前のウサギですが、その姿はひと目見たら忘れられないほどかわいい外見をしているって知っていましたか?
小さな耳と体に、ふわふわした被毛。まさに動くぬいぐるみのようなウサギとよばれています。
そんなジャージーウーリーのまだ見ぬ世界について、早速ご案内しましょう!

ジャパニーズボブテイル

皆さんは「招き猫」のモデルといわれているネコを知っていますか?実はこのページで紹介するジャパニーズボブテイルがモデルになったといわれているんですよ!最近は洋ネコに人気が集まりがちですが、日本生まれの貴重なネコについて誕生秘話を一緒に探ってみませんか?

ジュゴン

ジュゴンといえば、人魚のモデルとなった生き物として有名ですね。名前を知っている人は多いと思いますが、実際に見たことはありますか?
ジュゴンは絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に含まれていて、飼育も難しい生き物なのです。そのため、日本では鳥羽水族館でしか見ることができません。
ジュゴンはとても穏やかな性格をしており、つぶらな瞳が可愛らしく魅力的(みりょくてき)です。そんなジュゴンの生態については、知らない人の方が多いのではないでしょうか?
この機会に、ジュゴンのことを一緒に調べて詳しくなりましょう!

ジャッカル

あなたはジャッカルという、アフリカやアジアに生息しているイヌ科の野生動物を知っていますか?
テレビ番組や漫画などに登場することがあるため、名前は知っているという人は多いことでしょう。
彼らは古代エジプトの神“アヌビス”のモデルとされ、一生を同じペアと添い遂げる愛情深い面を持った動物です。
しかし「獲物を横取りする意地の悪い動物」や「死肉を食べる嫌な動物」といった、悪いイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
この記事でジャッカルにはどんな特徴や秘密があるのか、一緒に見ていきましょう!

ジャイアントパンダ

出典:https://pixabay.com/images/id-3875289/

動物園の人気者!赤ちゃんが産まれるとテレビや雑誌で取り上げられることも多く、
ころころ丸っこい外見や、竹をむしゃむしゃ食べている姿がとってもかわいいジャイアントパンダです!
そんなジャイアントパンダですが、かわいい見た目の裏には意外な一面もあるんですよ。
かわいいだけじゃない、ジャイアントパンダの魅力をさぐってみませんか?

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~基本情報~

哺乳綱食肉目-クマ科-ジャイアントパンダ属

体長 120~150cm 尾長 10~15cm 

体重 オス:100kg メス:90kg

主な生息場所はヒマラヤや中国などです。中国では高い山の竹林に住んでいます。

形態はクマに似ていて頑丈(がんじょう)な体つきをしています。頭は丸みをおびていて、胴体(どうたい)は太くて短め、そして前足と後ろ足は筋肉質で太くなっています。

パンダの手の親指側と小指側には外側に指の形をした突起(とっき)があります。この部分は竹の枝をつかんだり、また竹に登ったりするのにとても便利な役割をしているので別名第6本目、第7本目の指ともよばれています。

毛の色は白と黒の2色で構成されていて、目の周りや耳、前足や後ろ足にかけては黒でその他の部分は白となっています。その見た目から色分け熊ともよばれていたことがありました。

パンダのオスとメスの見分け方はなかなか難しいようで、外見だけではよく分かりません。そのためお腹にある生殖器(せいしょくき)で判別するのですが、パンダの生殖器はとても小さく、中国でメスだと思っていたのが実はオスだった。なんてこともあったようです。

パンダの繁殖期(はんしょくき)は2月から5月の間といわれています。野生の場合はオスが木などに「マーキング」して自分の位置をメスに知らせます。そしてメスはこのにおいを頼りにオスを探しにいきます。

飼育されている場合でも繁殖シーズンは同じです。

またパンダの寿命は約20~30年といわれています。なかには34年間生きたパンダも確認されています。

ジャイアントパンダは主に竹の葉っぱやたけのこ、まれに虫やネズミも食べます。

竹をたくさん食べているイメージが強いジャイアントパンダですが実は肉食性のある雑食動物になります。

出典:https://pixabay.com/images/id-3811734/



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ジャイアントパンダのQ&A

ジャイアントパンダの体はどうして白と黒なの?

ジャイアントパンダといえばブラックとホワイトのツートンカラーが有名ですよね。他のクマは黒一色や、茶色一色だったりするのに・・・

ではなぜジャイアントパンダだけこのような体毛になっているのでしょうか?

いくつかの理由がありますが、ひとつにジャイアントパンダの主な生息地で有名な中国の環境がかかわっているのではないかと考えられています。

ジャイアントパンダが暮らしている中国の山岳地帯(さんがくちたい)は冬になると雪が降ります。そうすると体の白い部分は、周りの雪景色(ゆきげしき)に溶け込みやすくなるので外敵に襲われにくくなるといった利点があるのです。

また色の話をすると、白より黒の方が熱吸収(ねつきゅうしゅう)がいいといわれています。

寒い雪の日から少しでも手足を冷やさないよう、前足と後ろ足は黒になったのではと考えられています。

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ジャイアントパンダの性格ってどんな感じなの?

動物園に行くと草の上でごろごろ寝転んでいたり、前足を器用に使ってのんびり竹を食べている姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか?

結論からいうと、見た感じのとおりジャイアントパンダの性格は基本的に穏やかなのです。

特に子どもの頃の性格は好奇心旺盛(こうきしんおうせい)そのもので、人間にくっついたりしている姿がとってもかわいいのですが、そんなパンダも本来はクマ科の動物なので、いたずらしたり危害をくわえたりすると普段おとなしいジャイアントパンダでも人に襲い掛かってきた事例(じれい)もあります。

肉食性のあるジャイアントパンダでも、竹をよく食べるようになってからだんだんと凶暴さが少なくなっていったのかも知れませんね。

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ジャイアントパンダの名前の由来は?

私たちは普段何気なく「パンダがいる!かわいい!」などといったりしますが、そもそもどうしてなんとかクマではなく、パンダとよばれるようになったのでしょうか?

面白いことにパンダの語源は、ネパール語からきているのでは?といわれています。

まずひとつは「竹をたべるもの」という意味の「ニガリヤ・ボンヤ(ポニヤ)」が転じてパンダになった説と、

「手のひら」を意味する「パンジャ」がパンダになったといわれている説があります。

どちらかといえば「ニガリヤ・ボンヤ(ポニヤ)」の方が正しいのでは?と考えられていますが、両方とも確実な証拠がないので予測にすぎないようです。

出典:https://pixabay.com/images/id-4421395/


ジャイアントパンダは冬眠しないって本当なの?

一般的にヒグマやツキノワグマなど、他のクマは冬になると冬眠することが多いのですが、ジャイアントパンダが冬眠するという話はあまり聞いたことがないかも知れませんね。

なぜジャイアントパンダが冬眠しないのかというと、主食として食べている竹の存在(そんざい)が大きく関係しています。

そもそも冬眠とは、まず冬になると草木が枯れてしまい、果実もあまり実らなくなってしまうため食べ物が一時的に少なくなってしまいます。

動物たちは何も食べられない日が続くと死んでしまうので、それを防ぐために秋ごろたくさんの食べ物を食べ溜めしてエネルギーをたくわえておき、冬の間は飲まず食わずでひと冬過ごすことになります。これが冬眠の仕組みです。

ですが竹は冬になっても枯れることはありません。1年中食べられる植物なので、食べ溜めする理由がないのです。

仮に冬眠しようとして竹をたくさん食べ溜めしたとしても、竹のカロリーは低くたくさん食べてもエネルギーとして長時間持たせることができないのでそもそも冬眠向けのエサではない、そして環境的にもする必要がないのです。

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ジャイアントパンダの数が少なくなっているって本当?

結論からいうと、本当の話です。ではなぜこのようになってしまったのか?具体的な理由をひも解いていきましょう。

①生息地の減少

パンダが生息している中国の竹林や森林は、土地開発(とちかいはつ)や伐採(ばっさい)によって場所がどんどん少なくなっています。
もともと狭い場所がさらに細かくなってしまったことにより野生のパンダは繁殖相手を見つけにくくなってしまったのです。

またパンダの性格も関係していて、パンダは他の動物に比べて相手を選り好みします。子どもを残せるなら誰でもいいという訳ではなく、本当に好きな相手でないと交配をしたくないのです。
ただでさえ場所の移動がしにくくなってしまったら、それだけ好みの相手に出会う確率も減ります。これがパンダ減少につながる一つめの理由です。

②エサの減少

パンダの主食は竹ですが、地球温暖化の影響を受けて生息地から竹が徐々になくなってしまうのではないか?と問題視されています。
食べるものがなくなれば野生のパンダはどんどん死んでしまいます。これが二つめの理由です。

③繁殖率の低さ

皆さんはパンダが妊娠しました!というニュースを聞いたことがありますか?他の動物ではめったに放送しないことでも、パンダとなるとまた別の話のようです。これはパンダが繁殖しにくい動物だからということが隠れています。
基本情報でも紹介したように、パンダの繁殖期は2月~5月ごろです。ですが、実際に妊娠できる期間はわずか数日間しかありません。

また、本当に好きな相手じゃないと子どもを残したくないパンダの場合、相性のあうパンダを探して飼育環境を整えなければなりません。
そして上手く妊娠できたとしても、パンダは一生に産める子どもが少ない動物です。寿命を20年と考えた場合、順調に出産をこなしていけたとしてもお母さんパンダは生涯(しょうがい)約7頭しか産めません。これは他の動物にくらべるととても少ない数です。これが三つめの理由です。

出典:https://unsplash.com/photos/9gzEctBFdjA

このままではパンダが絶滅してしまう!ということを恐れ、日本を含め世界中で色々な取り組みがおこなわれているようですが、私たちの生活が便利になってきた一方、こんな犠牲が裏にあったんだ・・・ということを忘れないようにしたいですね。



ジャイアントパンダの赤ちゃんはなぜとっても小さいの?

テレビで見たことがある人もいるかも知れませんが、ジャイアントパンダの赤ちゃんってものすごく小さいのです。

お母さんパンダの体長が約150cm、体重は90kgほどなのに対して、産まれたばかりの赤ちゃんパンダの大きさは人間の手のひらサイズしかありません。

基本的にクマ科の動物は、産まれたばかりの赤ちゃんがとても小さいです。ですがジャイアントパンダの場合、これよりもっと小さいのです。

ではなぜこんなにも赤ちゃんパンダが小さいのかというと、実のところはっきりとした理由はまだ解明(かいめい)されていません。色々な研究者の方たちが調査しているようですが、分からないことがたくさんあるようです。

ですがようやくひとつの理由として判明してきたことがあります。それはジャイアントパンダの赤ちゃんは未熟児(みじゅくじ)で産まれているのではないか?ということです。

出典:https://pixabay.com/images/id-3651295/

ジャイアントパンダの妊娠期間(にんしんきかん)は約3~6ヶ月ほどになるのですが、これはお腹の中にいなければならない期間を100%と数えた場合、実際にお腹の中にいる期間は70%分しかいない計算になります。

つまりあと30%ほど足りていないのに出産する訳ですから、未熟児となってしまうのは当然の結果になります。

なぜ100%にも満たない状態でジャイアントパンダは出産するのでしょうか?それは主食である竹ばかり食べているとお腹の中の赤ちゃんに必要な栄養がかたよってしまいます。そのためお母さんパンダは、自分の体内でたんぱく質を作り出し赤ちゃんに与えています。

ですがそれを長い間続けていると今度はお母さんパンダの栄養バランスが崩れだし、体調不良を引き起こしてしまう可能性があるのです。つまり母子ともに生きるためにはあえて未熟児で産む必要があるのです。

という調査内容もあるのですが、決定的な証拠がないので結局ジャイアントパンダが子どもを未熟児で産む理由については、曖昧(あいまい)なところといった感じです。

ちなみに現在のジャイアントパンダは、何万年前のパンダよりも体が大きく進化してきました。それなのに赤ちゃんパンダの大きさは今も大昔もほとんど変わっていません。

これもまたジャイアントパンダの不思議な部分。まだまだ解き明かされていない謎がたくさんあるようですね。

※未熟児とは早産などで出生時の体重がとても低い、もしくは生活能力がとても弱い低出生体重児のことです。

出典:https://unsplash.com/photos/4EajIuUxgAQ



ジャイアントパンダが育児放棄をしてしまうって本当なの?

赤ちゃんのQ&Aでも紹介しましたが、そもそもジャイアントパンダが子どもを産み育てることは、想像以上に大変なのです。

実はジャイアントパンダが1度に産む子どもの数は2頭、つまり双子の確率がとても高いのです。確率は約50%といわれています。でも2頭産んだとするなら2頭ともちゃんと育てていけば順調に繁殖数を増やしていけるのでは?と思いますよね。

出典:https://pixabay.com/images/id-1711000/

ところがお母さんパンダはもともと、1頭分の母乳(ぼにゅう)しか出ない体になっているのです。

そして2頭のうち体が小さい方の赤ちゃんパンダは、悲しいことに見向きもされなくなってしまいます。

2頭一緒に育てることができない。そうなると厳しい自然界の中で生きていくためには、なるべく丈夫そうで体が大きい方の赤ちゃんを選ばなければならない、悲しいけど割り切って選んだ赤ちゃんのみを育てていくという本能がお母さんパンダにはあるのかも知れませんね。

ちなみに動物園で飼育されているジャイアントパンダの場合、双子の赤ちゃんが産まれた場合は育児放棄されてしまった片方を飼育員の方たちが一時的に保護して人工保育(じんこうほいく)で育てます。

そして時にはお母さんパンダの母乳も適度に飲ませなければいけないので、こっそりと赤ちゃん同士をすり替えて2頭とも平等に育てていきます。

最終的にお母さんパンダの元へ戻しても大丈夫そうだと判断されたら、2頭ともお母さんと一緒に暮らすことができるという訳です。動物園でかわいい子どもパンダが見られるのも、飼育員さんが裏で頑張ってくれているおかげなのですね。



パンダといえばジャイアントではなく、昔はレッサーパンダだった?

今ではパンダといえば、白と黒の毛色がかわいいジャイアントパンダ!を思い浮かべる人が多いと思われますが、もともとパンダとよばれていたのはレッサーパンダの方だったって知っていましたか?

それが後々ジャイアントパンダの存在が確認され、いつのまにかパンダ=ジャイアントパンダと広まっていきました。

そしてジャイアントパンダと区別するために、英語でレッサー、小さいという意味の言葉を頭につけて今のレッサーパンダになったようです。



ジャイアントパンダはどうして竹ばかりたべているの?

ジャイアントパンダといえば竹、竹といえばジャイアントパンダの食べ物!といっても過言ではないくらい、ジャイアントパンダの好きなものというイメージが定着していますよね。

そもそもなぜ竹ばっかり食べているのでしょうか?

他のQ&Aでも紹介したとおり、ジャイアントパンダの主な生息地は中国の山岳地帯です。そこは山奥なので他の動物たちもたくさん住んでおり、中には肉食動物も暮らしています。厳しい自然環境の中で生きていくためには、不用意な生存競争(せいぞんきょうそう)をさけなければなりません。

そこでジャイアントパンダは、誰も見向きもしない竹を主食にして生きていこうと考えました。竹は季節に左右されることもなく1年中生えている植物なので食べることにも困りません。

竹をよく食べるようになったのは、パンダのこんな知恵が隠されていたのですね。

出典:https://pixabay.com/images/id-214260/

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参考文献

日本大百科全書(ニッポニカ)

Journal of Anatomy
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/joa.13127

毎日新聞(2012/7/6)

生き物宇宙紀行
https://ikimono-matome.com/giant-panda/

雑学カンパニー
https://zatsugaku-company.com/panda-habit/

UENO-PANDA.JP
https://www.ueno-panda.jp/

雑学ゆるコラム
http://yuru-column.com/panda15/

語源由来辞典
http://gogen-allguide.com/ha/panda.html#:~:text=パンダ

万物の寿命まるわかり事典
http://www.lance4.net/banbutuno-jumyo/z0094.html

東京都
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/01/23/03.html#:~:text=パンダ

東京ズーネット
https://www.tokyo-zoo.net/news/temp/2018_06/Panda_1864.pdf

アイキャッチ画像
https://pixabay.com/images/id-649938/

ジャガー

出典:https://pixabay.com/images/id-1377982/

ジャガーは南アメリカに生息する、唯一のネコ科ヒョウ属の動物です。
大きな体と斑点模様が特徴のジャガーは、その見た目や強さからアメリカのヒョウやトラとも呼ばれることもあります。
見た目が似ていることからヒョウと間違えられやすいジャガーですが、
その秘密を知ると動物園でジャガーを見るのが楽しくなるかもしれません。
それではジャガーにはどんな特徴や秘密があるのか、こっそりのぞいていきましょう!


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~基本情報~

哺乳綱食肉目-ネコ科-ヒョウ属

体長112~185cm 体重55~120Kg

ジャガーの生息地(せいそくち)は北アメリカ(北米)の南部から南アメリカ(南米)の北部から中部です。かつてその生息地は南アメリカの南部からアメリカとメキシコの国境まで広がっていましたが、今は生息地が半分ほどに減ってしまいました。熱帯雨林や水辺を好みますが、時には標高3000mをこえるアンデス山脈や乾燥した砂漠地帯に姿を見せることもあります。

ジャガーは基本的に単独(たんどく)で暮らす動物で、子どもを作る時期と育てる時期以外は1頭で暮らしています。
決まった繁殖期(はんしょくき)はなく、子どもが生まれると子育てはメスだけで行います。子どもは1才半から2才くらいまで母親と一緒に過ごし、獲物を見つける方法や狩りの方法などを学びます。

ジャガーの狩りは獲物を追いかけて捕まえるのではなく、静かに忍び寄るか待ち伏せをして一撃で仕留める形で行われることが多いようです。獲物を待ち伏せする時は木の上ややぶの中に身を隠して、突然飛びかかったり、川に飛び込んだりして獲物に襲いかかってしとめます。

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ジャガーが食べるものは85種類以上あるといわれていて、ペッカリー(南アメリカに生息するイノシシに似た動物)やバク、シカやカピバラ、アルマジロやナマケモノなどの哺乳類やカメ、ワニ、ヘビ、魚などあらゆるものを食べています。


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ジャガーのQ&A

ジャガーの名前の由来は何?

ジャガーという名前の由来は、南アメリカのインディアンの言葉「ヤガー」「ヤグァラ」だといわれています。この言葉は“一突きで殺す者”“一跳びで獲物を殺す猛獣”といった意味で、ジャガーが獲物を狩る姿を表していると考えられています。

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ジャガーはインディアンの間で無限の力を具現化(ぐげんか)した夜の神様として、長く崇拝(すうはい)されていました。アステカ神話に登場する神様「テスカトリポカ」の象徴にもなっていることからも、ジャガーが神聖(しんせい)な存在とされていたことがよくわかります。

ちなみに日本(和名)では、「アメリカヒョウ」や「アメリカトラ」と呼ばれることもあります。


なぜジャガーは派手な斑点模様なの?

一見するとジャガーの斑点模様はとても派手で目立ち、獲物である動物に見つかってしまいそうに見えます。ではなぜジャガーは頭から尻尾まで、斑点模様なのでしょうか?

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実はジャガーが住んでいる場所は木が多く、葉っぱの隙間からぽつぽつと木漏れ日(こもれび)が差し込む場所が少なくありません。ジャガーがそんな木漏れ日の中にいると、斑点模様と木漏れ日がきれいに紛れて全く目立たないのです。

つまり斑点模様は私たちの目から見ると派手に見えますが、ジャガーにとっては身を隠すためにとっても便利な模様という訳です。


ジャガーとヒョウにはどんな違いがあるの?

ところでジャガーと同じような斑点模様を持つネコ科の動物、ヒョウを知っていますか?
ジャガーとヒョウは見た目が似ていますが、いくつかのポイントに注目すると見分けることができます。

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まずこの2種は生息地が全く異なり、住む場所が重なることはありません。ジャガーはアメリカ大陸に生息していますが、ヒョウはアフリカやインド、中国に生息しています。

また斑点模様はどちらもバラやウメの花のような模様ですが、大きさやパターンが異なります。ジャガーの斑点模様はヒョウより大きめで、よく見ると模様の中に黒い点があります。一方ヒョウの斑点模様は小さめで、模様の中に黒い点はありません。

そしてなんといっても、ジャガーとヒョウは体つきが大きく異なります。ジャガーはヒョウよりも頭が大きくて手足がやや短く、全体的に筋肉質でがっしりしています。一方のヒョウは全体的にすらりとしていて、ペットのネコを大きくしたような体型をしています。


ジャガーはワニも食べちゃうって本当?

本当です。

ジャガーはネコ科動物の中でも一番噛む力が強く、噛む力は体重の約7倍もあるといわれています。ジャガーは本気で噛みつくとワニの頭蓋骨(ずがいこつ)やカメの甲羅(こうら)、アルマジロの甲羅なども簡単にかみ砕いてしまいます。

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また前足から繰り出されるパンチ(はたき)もとても強力で、ペッカリーやカピバラなどの固い頭蓋骨も簡単に砕きます。


ジャガーは泳ぎが得意なの?

ジャガーは泳ぎが得意で、水の中でもとても素早く動けます。

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ペットとして飼われているネコは水やお風呂が嫌い、というイメージがある方も多いかもしれません。しかしジャガーは水に入ることを好むようで水の中で暑さをしのいだり、川を泳いで移動したり、川の中にいるワニやカメなどを襲って食べたりすることがあります。


ジャガーは木登りが得意って本当?

本当です。

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ジャガーはライオンとトラに続き、世界で3番目に体が大きなネコ科の動物ですが、木登りがとても上手です。野生では狩りをする際に木の高さを利用するほか、暑さや虫を避けたり、身の安全を確保したりするために木の上で過ごすことも多いようです。


ジャガーはどのくらいの速さで走れるの?

ジャガーは他のネコ科動物と比べるとやや足が短く、全体的にずんぐりとした体型をしています。

しかし走る速度は意外と早く、本気を出すと時速50~60Kmで走れるといわれています。


黒いジャガーは普通のジャガーと違う種類なの?

いいえ、黒いジャガーも普通のジャガーと同じ種類です。

黒いジャガーは動物の体の色が黒く変わる突然変異の1つ「黒変種」(こくへんしゅ)で、クロジャガーと呼ばれることもあります。なぜ体の色が黒くなるのかはっきりとした理由はわかっていませんが、体の色以外は普通のジャガーと変わりません。

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ちなみにヒョウにも体の色が黒くなった「クロヒョウ」がいますが、こちらもヒョウと全く同じ種類です。クロジャガーもクロヒョウも一見真っ黒に見えますが、よく見ると黒い毛並みの中にきちんと斑点模様があることがわかります。


ジャガーにはどんな敵がいるの?

ジャガーは南アメリカで一番大きな体を持つネコ科の動物で、天敵といえる動物はほぼ存在しません。生息地が重なるネコ科の動物としては「ピューマ」がいますが、ジャガーの方が圧倒的に大きく力も強いため、ピューマはジャガーの敵にはなりません。

むしろジャガーの天敵は同じジャガーといえるかもしれません。特に子どもがいるメスのジャガーにとってオスのジャガーはとても危険で、うっかり出会ってしまうと子どもを殺されてしまうことがあるようです。

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しかし実は、ジャガーにとって最大の敵は私たち人間です。ジャガーはとても力が強く、人間が1対1で戦ったら絶対に勝てる動物ではありません。しかしジャガーがいくら強くても、銃や罠を使われてしまえばひとたまりもないのです。

私たちはジャガーのとてもきれいな毛皮を洋服や敷物にするため、また牙をお守りにするため、たくさんのジャガーを捕まえて殺してしまいました。また牛や羊などの家畜を襲うことから牧場の持ち主に嫌われ、害獣(がいじゅう)として殺されるという悲しい話も絶えません。それに加えて熱帯雨林が牧場や畑などに開発されてしまい、ジャガーが住める場所はどんどん減っています。

その結果ジャガーは数を減らし、すでにいくつかの国からは姿を消してしまいました。今はジャガーを捕まえることは法律(ほうりつ)で禁止されていて、毛皮や牙などの取引も禁止されています。現地ではジャガーを保護しようと活動している人もいますが、残念なことに今も密猟(みつりょう)が絶えません。このままではジャガーは更に数を減らし、絶滅(ぜつめつ)してしまうのではないかと心配されています。


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ジャガーの種類

・アリゾナジャガー
・テキサスジャガー
・メキシコジャガー
・ユカタンジャガー
・パナマジャガー
・アマゾンジャガー
・ペルージャガー
・パラナジャガー など


参考文献

今泉 忠明(2004年)『野生ネコの百科』データハウス

『ナショナルジオグラフィック 2017年12月号』日経ナショナル ジオグラフィック

環境省「9 大型ネコ類〈ライオン、ジャガー、ジャガー、トラ、ジャガー〉」
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h1804/11.pdf

ナショナル ジオグラフィック「動物大図鑑 ジャガー」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/428843/

京都市動物園「Q.ジャガーやトラの走る速度はどれくらいですか?」
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/uploads/image/Q217.pdf

平川動物公園「動物図鑑 ジャガー黒変種(クロジャガー)」
https://hirakawazoo.jp/zukan/bunrui/mammal/2447

アイキャッチ画像
https://pixabay.com/images/id-4007318/