ペルシャ

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マンガやアニメなど・・・お金持ちの家で飼われているペットのイメージが強いネコといえば?そう、ペルシャです!
時々キャットフードのCMにも出てくることが多いペルシャは、優雅なネコであるイメージが強いですよね。
そんなペルシャの意外な性格や、実は「ネコの王様」ともよばれている理由について、一緒に探ってみませんか?

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~基本情報~

原産国 アフガニスタン

体長 60~80cm 

体重 オス:3~5.5kg メス:3~5kg

ペルシャの歴史はとても古いことで有名です。一説によると、16世紀にペルシャ(現在のイラン)から商人がトルコ経由でイタリアに入り、その時持ち込んだ長毛種(ちょうもうしゅ)のネコがペルシャの始まりでは?と考えられていました。

しかし、最新の研究によると、ペルシャは西ヨーロッパで誕生したのではないか?との発表があったようです。実はペルシャの起源は、現在でもはっきりとしたことが分かっていないのです。

そして18世紀ごろになると、富裕層(ふゆうそう)の間でペルシャを飼育する人が増え始め、イギリスで開かれたキャットショーに出場すると、たちまち人気が上がっていきました。

その後はイギリスだけではなく、イタリアやフランスでもペルシャの繁殖が盛んとなり、19世紀に入るとアメリカへも広まっていきました。

ペルシャはもともと鼻が短いのが特徴的ですが、20世紀以降、より短い鼻をしたペルシャを誕生させたいという目的で新たに交配がおこなわれていました。

ですが鼻が短くなるということは同時に頭も短くなることでもあり、そのため極端に小さな顔立ちで産まれてきたペルシャは、イヌのペキニーズに似ているため「ペキフェイス」とよばれています。

ですがこのような顔立ちをしたペルシャは、呼吸困難や涙目になってしまうなど健康上の問題を抱えていることが多いです。そのため近年はあまり無茶な交配をしないよう心掛けている人が増えているそうです。

ちなみにペルシャは別名「ネコの王様」とよばれていますが、気品高く優雅な外見をしているから!というのはもちろんのこと、例えばブリティッシュ・ショートヘアやエキゾチックショートヘア、ヒマラヤンなど色々なネコの誕生きっかけになったのがペルシャといわれています。

ペルシャが他の品種誕生に携わっていた、ネコの王様とよばれているのはこんなところにも理由があったのですね。

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ペルシャのQ&A

ペルシャの名前の由来は?

ペルシャ(現在のイラン)から持ち込まれた長毛種のネコが起源になったため、国の名前であるペルシャからとって名付けたといわれています。ですが先ほども紹介したとおり、ペルシャのはっきりとした起源は分かっていないので、この由来も仮説に過ぎないようです。

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ペルシャのカラーバリエーションは?

■ボディカラーの種類

ブルー、ブラック、クリーム、ホワイト、チョコレート、レッド、ライラック、シルバー、ゴールデンがあります。

■模様や配色の種類

・ソリッドカラー
顔や体、脚やしっぽなど体全体が単色

・タビー
全体的にしま模様や斑点(はんてん)模様がある

・シルバー&ゴールデン
毛先のみに色がつき、根本は白色もしくは淡い色の構成

・スモーク&シェーデッド
オーバーコートの先端1/2に色がつき、残りの1/2は白色の構成

・パーティーカラー
2色の毛色がランダムに入っている

・キャリコ&バイカラー
体の1/2、もしくは1/3が白色で残りは2色以上の毛色構成

・タビー&ホワイト
体の1/2、もしくは1/3が白色で残りはしま模様や斑点模様の構成

・ポインテッド
頭や耳、脚やしっぽなど体の一部に色がついている

■アイカラーの種類

ブルー、サファイアブルー、ゴールド、グリーン、カッパー、ヘーゼル、オッドアイがあります。

■毛種

ペルシャは長毛種(ちょうもうしゅ)のみです。

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ペルシャの外見はどんな感じ?

頭の形は幅広のドーム型、そして体型はコビーとよばれています。大きくて丸い目、小さく丸みを帯びた耳は低めの位置についています。がっしりとした脚はやや短めです。

中型で骨太&筋肉質な体格をしており、一見すると太っている風にも見えてしまいそうですが、モフモフのボリューミーな毛におおわれているだけなので、実際は意外とスリムです。

特徴的な被毛はとてもなめらかな手触りをしています。また、首から胸にかけて飾り毛とよばれる被毛が生えているのもチャームポイントです。

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ペルシャの鼻はどうして短く潰れているの?

ペルシャの起源はまだはっきりと分かってないことが多いため、なぜ短い鼻をしているのかも実は詳細不明です。

もしペルシャが自然発生だとするならば、何らかの突然変異(とつぜんへんい)が体に起き、鼻が短くなったのかも知れません。

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ペルシャを購入するにはどれくらいかかるの?

ブリーダーやキャッテリーから購入する場合は、10~40万円かかります。どんな環境で育ってきたのか、両親はどんなネコなのか確認できるのがメリットです。

またブリーダーとの人柄にもよって信頼度が変わるので、予約してから見学に行くのが望ましいです。

ペットショップの場合は5~40万円とかなり幅がありますが、場合によってはブリーダーから購入するより若干価格を抑えることができます。ですが、なかにはむやみやたらに繁殖させている場合もあるので、繁殖元がはっきりしないお店からの購入は避けた方がいいかも知れません。

ペルシャは日本でも人気があるネコなので、最低でも数十万かかることはよくあります。また、さらに値段に幅が出てしまう条件についていくつか紹介します。

・子ネコであること
・血統が優秀であること
・珍しいカラーや模様を持っていること
(ボディカラーがシルバーやゴールド、そしてアイカラーがグリーンやブルーの場合チンチラペルシャとよばれ、高額になります。)

他にも条件はあるのですが、主に上記の条件に当てはまると値段が高くなってしまう傾向があるようです。

また、大人になったチンチラの里親を募集している場合もあります。値段も病院にかかる費用として数万円で収まる場合が多いので、子ネコにこだわらないなら是非候補のひとつに入れてみてはいかがでしょうか?

ペルシャの性格や特徴をもっと詳しく知りたい!

その昔、富裕層の間で人気があったペルシャは、ちょっとお高くとまっているイメージがあるかも知れませんね。

①意外?と穏やかでおっとりしたネコ

実際は確かに上品であるものの、決してわがままなネコではなくむしろ穏やかで落ち着いた性格の持ち主です。おっとりしていてマイペースな部分もあり、飼い主さんにはよく懐いてくれるネコです。

頭も良いのでしつけもしやすく、ネコを初めて飼う初心者の方向きといえるでしょう。

②つかず離れず、大人の距離感がベスト

四六時中飼い主さんと一緒にいたい訳ではなく、適度な距離感を保ちながら過ごしたいと思っているペルシャには自立心もあるので、ほどよくまったりネコと暮らしたい方にとっては相性が良いネコかも知れません。

③運動よりも、まったりお昼寝するのが好き

大きな声を出して鳴くことはあまりなく、アパートやマンションなどでも飼育しやすいです。

元気いっぱい走り回るタイプの性格ではなく、眠ることが大好きなネコです。そのため高いところに登ったり、運動して遊ぶのは他の品種と比べるとやや苦手なようです。

比較的自立心が高いといわれているペルシャですが、オスは甘えん坊な性格の場合が多いようです。

一方メスはオスと比べると少々気分屋な部分があるようです。もちろん性格には個体差があるので、オスとメスの性格違いは参考程度に覚えておくのが良いでしょう。

大きな声で鳴くことは少ないペルシャですが、メスの場合発情期になると、大声で鳴きだす可能性はあります。このあたりは他の品種と大差ないので、出来れば避妊手術(ひにんしゅじゅつ)を受けさせるのがベターです。

オスの場合は去勢手術(きょせいしゅじゅつ)を受けることによっておしっこをかけるマーキング「スプレー行為」の防止にもなります。

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ペルシャのかかりやすい病気ってなに?

ペルシャのかかりやすい病気は、「毛球症(もうきゅうしょう)」、「肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)」、「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」があります。

①毛球症

毛づくろいで飲み込んでしまった毛が胃や腸といった消化器官に溜まってしまい、嘔吐(おうと)といった症状を引き起こす病気です。通常、飲み込んだ毛は少量であればうんちと一緒に排泄されるのですが、毛量が多くなると排泄するのが難しくなります。

その結果、排泄しきれなくなった毛玉は嘔吐でしか出せなくなるのです。もともとネコは1ヶ月~数ヶ月に一度、毛玉を吐く行動をします。これは健康なネコでも見られる現象なので、過剰に心配する必要はないのですが、観察していて「毛玉を吐く回数が増えた。もしくは吐こうとする行動が増えた。」このような場合は毛球症にかかっている可能性があるので、病院を受診した方が良いでしょう。

特にペルシャのような長毛種のネコは、毛を飲み込む量が多いので注意が必要です。 また、毛球症は飼い主さんによるブラッシングで予防可能ともいわれています。

大切なスキンシップにも繋がるので、ぜひ定期的なブラッシングを心掛けてみてくださいね。ただし、なかにはブラッシングを嫌がる子もいるので、その場合は様子を見ながら少しずつ行なうのが良いでしょう。

②肥大型心筋症

心臓の筋肉が厚くなり、それによって心臓の収縮が上手くいかなくなってしまう病気です。遺伝が原因で発症することが多いため、具体的な予防法はまだ見つかっていません。

発病後、目立った症状が出ない場合もあるため、気づいた時には血栓症(けっせんしょう)を併発していることもあり、最悪の場合死に至るケースもあります。

では、病気を早期発見するためにはどうすれば良いのでしょうか?結論としては定期健康診断を受けるのが重要になります。肥大型心筋症はまだ画期的な治療法がないので完治は難しいですが、早ければ早いほど対症療法(たいしょうりょうほう)によって病気の進行を遅らせることは可能です。

③多発性嚢胞腎

嚢胞がたくさん出来る病気で、最悪の場合「腎不全(じんふぜん)」を引き起こしてしまう可能性があります。

多発性嚢胞腎についても具体的な予防法は見つかっていません。特に高齢ネコの罹患率(りかんりつ)が高いので定期健康診断を受けることで早期発見につながります。こちらも早ければ早いほど、対症療法によって病気の進行を遅らせることが可能です。

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ペルシャの寿命は?

ペルシャの寿命は16~18年といわれています。一般的なネコの寿命は12~16年なので、健康問題に気をつけて飼育をおこなえば、とても長生きしてくれるネコです。

ちなみにオスよりメスの方が、やや寿命が長いといわれています。

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参考文献

まるごとわかる猫種大図鑑 監修:CFA公認審査員 早田由貴子

世界中で愛される美しすぎる猫図鑑 監修 今泉忠明

猫との暮らし大百科
https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/

みんなの猫図鑑
https://www.min-nekozukan.com/

Pet Smile news forネコちゃん
http://psnews.jp/cat/

子猫のへや
https://www.konekono-heya.com/sitemap.html

pepy
https://pepy.xsrv.jp/13989

ねこちゃんホンポ
https://nekochan.jp/

公益社団法人 埼玉県獣医師会
https://www.saitama-vma.org/topics/猫の遺伝性疾患について/

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