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タマムシ

タマムシ

タマムシ

タマムシといえば、昆虫の中でもとてもキレイな見た目をしていることでもよく知られています。あまり生活の中で見かけることはありませんが、体が美しく輝き、宝石のような昆虫です。そんなタマムシは、一体どんなところに生息しているのか、どんな生態なのか気になりますよね。今回は、タマムシの生態について詳しく解説していきたいと思います。

タマムシ 基本情報

~基本情報~

節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目(鞘翅目)カブトムシ亜目 タマムシ科 体長 30~40mm タマムシは、日本では本州から四国、九州、佐渡、対馬、屋久島、種子島、琉球列島の奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島に生息しています。 海外では朝鮮半島南部や中国中南部、台湾、インドシナ半島に分布しています。 緑色に赤い2本の帯をまとい、全身は金属光沢を帯びた美しい昆虫です。 日本では古くから親しまれてきた昆虫であり、飛鳥時代に建築された法隆寺にはタマムシの鞘翅(さやばね)を装飾に取り入れた「玉虫厨子(たまむしずし)」が所蔵されています。 また、奈良時代に成立した「うつぼ物語」にも、タマムシの生態描写が登場しています。 とても美しい見た目をしていることから、縁起の良いことの前触れとして吉兆虫(きっちょうむし)として扱われることもあります。

タマムシ Q&A

タマムシ
タマムシの名前の由来は?

タマムシは、金色がかった緑色に、虹のように青や赤の縦筋が入っています。 見る角度によって色が違って見えるという意味に「玉虫色」という言葉がありますが、これはタマムシの羽の色に由来しているのです。 その色合いからして、宝石のような虫ということでタマムシと呼ばれるようになりました。 タマムシは、別名ヤマトタマムシとも呼ばれています。 また、房総丘陵の地方では、タマムシではなくコガネムシと呼ぶこともあり、縁起の良い虫と考えられています。

タマムシ
タマムシはどうしてそこに住んでいるの?

タマムシは幼虫のうちは、サクラやエノキの弱った木や枯れ枝を食べて成長します。 だから、幼虫のうちにたくさんエサのとれる広葉樹林を好んで生息しているのです。 成虫になると夏の良く晴れた暑い時間に、木の上を飛ぶ姿が見られます。 基本的な生活圏が樹木の樹冠部で、特定の植物に依存するという性質があります。 夜間は幹の影に潜み、北海道には分布していません。 エノキやケヤキ、マキなどの高いところの幹をのこぎりで切ってみると、その香りにつられて切り口付近に集まってきます。 垣根の乾燥した竹や枯れ枝で日光浴するタマムシも見られます。

タマムシ
タマムシは何を食べているの?

タマムシは幼虫の頃には広葉樹の朽ち木の材部を食べて成長します。 成虫のエサはエノキ、ケヤキの葉、アキニレなどです。 タマムシは、幼虫が生まれてからもエサが食べられるように伐採木や広葉樹の半枯れの部分などに産卵し、木肌のひび割れ所、木の皮などに産みつける傾向があります。

タマムシ
タマムシはどうして美しい色をしているの?

タマムシがキレイな色をしているのは、羽の構造にあります。 タマムシの羽の断面を見てみると、層状構造になっていて、この構造によってはねに当たった光のうちの特定の色の光だけが強められて反射され、あざやかな羽の色が生まれるのです。 これを、多層膜干渉(たそうまくかんしょう)と呼びます。 タマムシのキレイな色は、色素で着色されたものではなく、特殊な構造が光を反射して見えているのです。

タマムシ
タマムシが美しい色をしている理由は?

タマムシがキレイな色をしている構造について説明しましたが、どうしてキレイな色をしているのでしょうか。 タマムシがキレイな色をしているのは、見る人を喜ばせるためではありません。 キラキラと光る羽が交尾をするのに役立っているのではないかと言われています。 通常、昆虫や動物はオスがキレイな色をしていてメスを引き寄せるのですが、タマムシはオスもメスも両方ともキレイな色をしています。 タマムシの交尾を観察した研究によると、タマムシが木の高いところを飛び回っているところを、オスがメスに飛びつくようにして交尾をしていることが分かりました。 メスの羽を置いておくだけでも、オスのタマムシは集まってくることも分かっています。 キレイに光るタマムシの色は、オスにとって見つけやすい色なのではないかと言われています。 タマムシは真夏の明るい日中の時間帯によく飛び回ることからも、体のキラキラがより分かりやすく交尾に役立てるための行動なのではないかと考えられます。 また、キラキラと光ることで、天敵の鳥などから身を守る役割もあるようです。 CDのようなキラキラした色は、鳥よけにも使われていますよね。 それと同じように、タマムシの色も鳥が嫌がる色なのではないでしょうか。

タマムシ
タマムシの色は死んだ後どうなる?

タマムシは、死んだ後も色褪(あ)せずキレイな色をしています。 そのため、装身具に使われたり、装飾に使われたりします。 保存性を高めるためにレジンで固めてしまうこともあります。 タマムシを箪笥の中に入れておくと、着物が増えるという俗信もあります。

タマムシ
タマムシの寿命は?

タマムシは、7~8月に産卵し、約20日で幼虫が孵化(ふか)します。 孵化(ふか)した幼虫は、約3年間木の中で過ごし、サナギになって約10日ほどで成虫になります。 産卵してから死ぬまでの寿命は、約3年2ヶ月ほどと言われています。 しかし、タマムシの寿命は環境によって大きく左右されるため、2年で成虫になることもあれば、5年ぐらいかけて成虫になることもあります。

タマムシ
タマムシを探すにはどうしたらいい?

タマムシを探すときは、7月下旬~8月の日差しの強い日中がベストです。。 エノキやケヤキ、サクラ、コナラ等の切り株やシイタケのホダ木などを注意深く探しましょう。

タマムシ
タマムシは害虫扱いされることもある?

タマムシはとてもキレイな虫ですが、害虫扱いされることもあります。 タマムシのメスは、エノキやリンゴなどの樹皮の割れ目などに産卵します。 幼虫は、幹の奥深くに穴を開けて食害するため、雨や風で幹が折れてしまったり、倒れてしまう原因になることもあります。 そのため、果樹園の人や庭師からは害虫扱いされることもあるのです。

タマムシ
タマムシを飼うのは難しい?

タマムシは環境変化などに弱く、すぐにストレスを感じて拒食症になってしまいます。 タマムシを飼育する際には、あまり人の手はかけずにそっとしておくことが大切です。

タマムシ
タマムシの幼虫はまだ知られていない事が多い?

タマムシの幼虫の研究は遅れているため、見つかっていない種類のほうが圧倒的に多いと言われています。 成虫になれば見た目の違いがよくわかりますが、幼虫のときには見た目が似ているため、種の特定がしにくく、まだまだ知られていないことがたくさんあるのです。

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タマムシ 種類

・ヤマトタマムシ ・ミドリフトタマムシ ・チビタマムシ ・アオタマムシ ・オオルリタマムシ ・ミイロカドアカタマムシ ・ムツボシタマムシ ・オウサマムツボシタマムシ ・カクスジタマムシ ・ニセカドアカタマムシ ・スジナンベイムカシタマムシ ・フィッシャーナンベイムカシタマムシ ・アヤムネスジタマムシ ・ツマベニタマムシ ・クロマダラタマムシ ・ウバタマムシ

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タマムシ 参考文献

タマムシ 使用メディア紹介

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Σ64, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons
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Jo ReによるPixabayからの画像
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Brian Adler (BrianAdler), Public domain, via Wikimedia Commons
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John Hill at the English-language Wikipedia, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
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Dinesh Valke from Thane, India, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
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John Tann from Sydney, Australia, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
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John Tann from Sydney, Australia, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
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Dinesh Valke from Thane, India, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
タマムシ
Bernard DUPONT from FRANCE, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
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John Tann from Sydney, Australia, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
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Bernard DUPONT from FRANCE, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
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John Tann from Sydney, Australia, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
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