ヒマラヤン

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Baby_Himalayan_rabbit_Compared_to_adult.JPG

皆さんはヒマラヤンというウサギを知っていますか?
ちなみに、ネコにもヒマラヤンという品種がいますが、どっちが先にヒマラヤンの名前がついたのかというと、実は「ウサギ」の方なんです!
ネコは、ウサギのヒマラヤンに似ていたから名づけられたといわれています。そんな不思議をもつヒマラヤンのひみつについて、詳しく探っていきましょう!

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~基本情報~

原産国 ヒマラヤ山脈付近

シニア/オス・メス 6ヶ月以上1.13kg~2.04kg 理想体重 1.6kg

ジュニア/オス・メス 6ヶ月未満 最低体重0.57kg
※アメリカウサギ協会(ARBA)基準

ヒマラヤンは、世界で一番古いウサギのひとつです。原産国はヒマラヤ山脈付近と考えられていますが、自然発生で生まれたウサギなので確実な証拠はありません。

その昔、チャイニーズやロシアン、ブラックノーズなど色々な名前で呼ばれていた記録が残っていますが、アメリカウサギ協会(ARBA)で品種登録される際、名前をヒマラヤンに確定しました。

最初はブラックしかいなかったものの、ブリーダーの繁殖によりブルーやチョコレート、そしてライラックカラーのヒマラヤンも次々に誕生し、1900年代の初めには、イギリスからアメリカへと渡っていったようです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Purebredhimalayan_01.JPG

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ヒマラヤンのQ&A

ヒマラヤンの名前の由来は?

ヒマラヤ山脈付近で見つかったといわれているため、山の名前をとって名づけられました。

ヒマラヤンのカラーバリエーションは?

■ボディカラーの種類

・体の色は純白ですが、耳、鼻、脚、しっぽにマーキングがあります。
(マーキングカラーは、ブラック、ブルー、チョコレート、ライラック)

■アイカラーの種類

ルビーレッドのみです。

■毛種

ヒマラヤンは短毛種(たんもうしゅ)のみです。


ヒマラヤンの外見はどんな感じ?

頭部は長め、そして丸い目、細長く直立した耳は先端が細くなっています。フライバックとよばれる被毛はシルクのようにびっしりと生えています。

ヒマラヤンは「シリンドリカル」という細長い円筒のような体型をしていますが、これは他のウサギには見られない珍しいタイプといわれています。

肉付きのいい体をしていますが、意外にも前脚は細長くスラリとしています。


どうしてヒマラヤンだけ珍しい体型をしているの?

ブリーダーが手をくわえた訳でもなく自然発生で生まれたウサギですが、なぜヒマラヤンだけ円筒体型をしているのかは、今のところよく分かっていません。

もしかしたら今後の調査で明らかになる可能性もあるので、今後の新しい発表が待ちどおしいですね!


ヒマラヤンを購入するにはどれくらいかかるの?

およそ5~7万円です。ヒマラヤンの流通量は少ないため、他のウサギと比べると少し高めの値段になります。

また、ラビットショーで入賞できる可能性があるウサギを「ショータイプ」、お家で飼う分には何の問題もないウサギを「ペットタイプ」とよびますが、ショータイプのヒマラヤンになると、もう少し高額になる場合があります。


ヒマラヤンの性格について詳しく知りたい!

甘えん坊、そして抱っこが好きな性格といわれています。基本的にウサギは抱っこが苦手なのですが、恐らくですがヒマラヤン独特の円筒体型は、背骨が真っすぐなので抱っこされても体に負担がかかりにくく、そのため抱っこを好む子が多いといわれています。

子どもの頃は好奇心旺盛(こうきしんおうせい)で、部屋を飛び回ったりすることもよくあります。大人になると落ち着き出しますが、小さな頃から始めるしつけはとても重要です。

もともと頭が良いので、甘やかしすぎると大きくなってからでは飼い主さんの話を見透かしていうことを聞かなくなってしまう場合があるのです。

かわいいからちょっとしたイタズラも許しちゃう!なんて風になると後々大変なことになるので、ときには心を鬼にしてルールを覚えさせるのも必要です。


ヒマラヤンのかかりやすい病気ってなに?

ヒマラヤンがかかりやすい病気として「ウサギ消化器症候群(うさぎしょうかきしょうこうぐん)RGIS」、「不正咬合(ふせいこうごう)」、「ソアホック(足裏皮膚炎)」があります。

①ウサギ消化器症候群

以前は「毛球症(もうきゅうしょう)」とよばれていた病気です。ウサギは毛づくろいの後、誤って抜け毛を飲み込んでしまうことがあります。飲み込んだ毛がうんちと一緒に出てくれば問題ないのですが、大量の毛が消化管につまると食欲不振を引き起こしたり、排便が出来なくなってしまうことがあるのです。

当時は原因が被毛であることから、毛球症といわれ続けてきましたが、最近の研究によると消化管を詰まらせるのは被毛だけではないことが分かり、分かりやすくするため総称してウサギ消化器症候群とよばれるようになりました。

この病気はほとんどのウサギがかかる可能性があるといわれているため、予防法は繊維質のチモシー(牧草)を食べさせる、運動をさせる、水分不足にならないよう、水をしっかりと与える、そして飼い主さんが適度にブラッシングをしてあげることが大切なポイントになります。

②不正咬合

ウサギの歯は一生伸び続けるため、通常はかじり木や繊維が豊富なエサを食べることで歯の伸びすぎを予防できますが、何らかの原因で上手く歯が削られなくなり、噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。

歯の調子が悪いと食欲不振になったり、鼻涙管狭窄(びるいかんきょうさく)といった病気を引き起こす可能性もあるので、歯のチェックやエサの食べ方で気になることがあれば、動物病院で相談するのもオススメです。

③ソアホック(足裏皮膚炎)

足裏の皮膚炎と呼ばれ、足に負担がかかる生活を続けていると発症する可能性があります。特にヒマラヤンのような大型ウサギは、体重が重いためソアホックになりやすいです。

ケージ内にはすのこ、フローリングなどの床にはカーペットやマットなどを敷いてあげると足の負担を軽減出来るので、是非ストレスフリーな環境を作ってあげてくださいね。


ヒマラヤンの寿命は?

5~10年ほどといわれているので、一般的なウサギの平均寿命と同じぐらいです。

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参考文献

うさぎの品種大図鑑 監修:町田修

うさぎ総合辞典
http://www.usagi-jiten.co.jp/

うさぎタイムズ
https://www.ferret-link.com/usagitimes/

もねペットクリニック
http://www.mone-pet.com/

うさぎの丘
https://www.usaoka.com/index.html

アイキャッチ画像
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Himalayan_Body_Type.JPG