グレート・ピレニーズ
グレート・ピレニーズ
グレート・ピレニーズ
突然ですが「アルプス村の少年と犬」、「名犬ジョリィ」、「ベル&セバスチャン」この3つに共通することは何でしょう? 答えは作中(さくちゅう)に「グレート・ピレニーズ」というイヌが登場することなんです! グレート・ピレニーズの第一印象は、とにかく大きい!白いモフモフ!といった感じです。 日本では2022年、あの有名なスパイ漫画に出てくるイヌのモチーフになっているとか、いないとか・・・ いろいろな作中のモデルになるグレート・ピレニーズの秘密、ここで一緒に覗いてみませんか?
グレート・ピレニーズ 基本情報
原産国 フランス
体高 オス:69~81cm メス:64~74cm
体重 オス:約45kg メス:約39kg
グレート・ピレニーズの歴史は大変古く、数千年前に遊牧民(ゆうぼくみん)などが連れてきたチベタン・マスティフ系のイヌが祖先と考えられています。
グレート・ピレニーズは持ち前の力強さと大きな体を活かし、フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈(さんみゃく)で飼育されていた羊をクマやオオカミなどの野性動物から守る護羊犬(ごようけん)として活躍(かつやく)していたそうです。
そして17世紀に入ると、従順な性格と見た目の優雅(ゆうが)さからフランス王室に気に入られ、フランス王室公式の番犬として迎え入れられました。ちなみに、イギリスのビクトリア女王もグレート・ピレニーズを飼育していたことがあるそうです。
ところが徐々に上流階級(じょうりゅうかいきゅう)の人々も番犬を必要としなくなり、その結果フランスでの人気も急降下(きゅうこうか)し、一時は絶滅寸前(ぜつめつすんぜん)にまで追いつめられていたといわれています。
この状況をなんとかすべく、立ち上がったのがグレート・ピレニーズの愛好家やブリーダーたりです。彼らはわずかながら山岳地帯(さんがくちたい)で生き残っていたグレート・ピレニーズを発見し、このイヌたちをもとにして改良繁殖(かいりょうはんしょく)を始めました。
一般家庭でも飼えるよう、強すぎる警戒心は取り除かれ、最初は白い被毛のみで交配を行なっていたものの、近年ではイエローやオレンジといったマーキングをもつ個体も交配に使われているそうです。
グレート・ピレニーズ Q&A
グレート・ピレニーズの名前の由来は?
「グレート」には大きいという意味、「ピレニーズ」はピレネー山脈からきているそうです。つまり、ピレネー山脈で活躍していた大きなイヌだから、この名前がついたと考えられています。ちなみにヨーロッパでは、ピレニアン・マウンテン・ドッグと呼ばれることもあるそうです。意味はグレート・ピレニーズとほぼ同じになります。
グレート・ピレニーズのカラーバリエーションは?
体全体はホワイトですが、ときどきグレーや薄いイエロー、オレンジやウルフといったマーキングが耳やしっぽなどに出る場合もあります。
グレート・ピレニーズは何グループ?
JKC(ジャパンケネルクラブ)やFCI(国際畜犬協会)のルールに従った分け方の場合、「第2グループ」になります。
番犬や警察犬、また人間と一緒に作業を行なう「使役犬(しえきけん)」として活躍しているイヌが所属しています。
第2グループの犬種は、番犬としての役割を担うことが多いため、大きくて強靭(きょうじん)、そしてたくましい体をもつ犬が多いのが特徴的です。
基本的に警戒心(けいかいしん)が強く、攻撃性も強い性格の持ち主ですが、自分の家族や飼い主に対しては愛情深く接し、従順で忠誠心(ちゅうせいしん)が高い一面もあります。 そのため飼育の際は、飼い主さんが第一位のリーダーであることを認識させる必要がありますが、しっかりと信頼関係を築ければ、とても頼りがいのあるパートナーになってくれることでしょう。
グレート・ピレニーズの外見はどんな感じ?
顔はアーモンド形の目に真っ黒い鼻、小さな垂れ耳が特徴です。超大型犬なので体はとても大きく、真っ白い毛でおおわれている姿はまるで小さなシロクマのようです。モフモフ&ふわふわした被毛は、思わず触りたくなってしまいますね。
子イヌのグレート・ピレニーズはぬいぐるみのような本当に愛らしい姿をしていますが、成犬(せいけん)になると大人の女性1人分の体重にまで大きくなります。一人暮らしでも飼えなくはないのですが、かなり大きながっしり体型に成長するため、緊急時の移動などを考えるとできれば複数人で飼育した方が良いかも知れません。
グレート・ピレニーズには後ろ足に狼爪(ろうそう)があるって本当?
そもそも狼爪とは前肢(ぜんし)と後肢(こうし)についている親指のことであり、イヌがオオカミだった頃の名残といわれています。
狼爪の役割は主に何かを食べるときや、山や岩場といった場所を登り降りする際に使われていましたが、最近はイヌを番犬としてではなく、家族の一員として迎え入れることが多いため、室内飼育が増えています。
そのため、狼爪の役目がほとんどなくなり、犬種標準(スタンダード)にそってブリーダーが生まれてすぐ切り落とすケースが増えています。
ところが前肢と後肢、両方の狼爪を残すことをスタンダードとしている犬種がいます。それがグレート・ピレニーズという訳です。(ちなみにブリアードというイヌも残すことが望ましいとされています。)
しかしこれはJKC基準のため、国によってはグレート・ピレニーズでも前肢と後肢、両方の狼爪を切り落とす場合も増えているそうです。
グレート・ピレニーズはよだれが多いって本当?
本当です。といっても実はグレート・ピレニーズだけでなく、基本的に大型犬はよだれが口元からたくさん出てくる特徴があります。特にマスティフ系と呼ばれる犬種や垂れ耳の犬種は、口角がゆるくてたるんでいるため、よだれがだらだらと出やすいようです。
ところが、同じ大型犬でもボルゾイのような口角が締まっている犬種は、口元からよだれがだらだら出ることはあまりないといわれています。
グレート・ピレニーズの口角は、どちらかというとゆるくてたるんでおり、祖先がマスティフ系ということもあってよだれが多く出てしまうのでは?と考えられています。 そのため飼い主さんは愛犬によだれかけをする、もしくはこまめに口周りを拭いてあげる必要があります。
グレート・ピレニーズを購入するにはどれくらいかかるの?
グレート・ピレニーズはペットショップだと20万円前後ですが、なかには50万円以上で販売されているケースもあります。ブリーダーから購入する場合は30~50万円ほどです。購入を検討する際、お気に入りの子が見つかったら、一度見学に行くのが良いでしょう。
さらに、ブリーダーには上段資格をもつ「シリアスブリーダー」と呼ばれている方たちがいます。日本には約2万犬舎があるといわれていますが、そのなかでもシリアスブリーダーはわずか5%にも満たないそうです。そのため一般ブリーダーから購入するよりも、シリアスブリーダーから購入する方が高額になります。
グレート・ピレニーズの性格や特徴は?
①優しくて温厚な性格!
基本的に穏やかで優しい性格の持ち主です。飼い主さんや家族はもちろん、一緒に暮らしているペットに対しても温かく接してくれます。飼い主さんには甘えん坊な一面を見せてくれる一方、警戒心が強く番犬として活躍していた歴史もあるため、知らない人には用心して吠えてしまうこともあるようです。
②涼しい山で暮らしていたから暑いのは苦手
もともとピレネー山脈で飼育されていたグレート・ピレニーズは、暑いのが苦手です。そのため、日本の夏は彼らにとって、とても辛い季節といえるでしょう。
注意すべきポイントとして、夏の時期はクーラーのきいた涼しい部屋で飼育をする、気温が最も高くなる時間の散歩や運動は禁止して、早朝や夜間といった涼しい時間を選んで散歩に連れていくなどがあります。
自宅や近所にドッグプールがあれば、そこで遊ばせてあげるのも良いでしょう。ただし水が苦手な子もいるので、無理矢理泳がせようとするのはやめましょう。
③しつけは子イヌのときから行ないましょう!
まずはじめに、イヌには「社会化期(しゃかいかき)」という時期があります。生後3週~12週齢がイヌの社会化期といわれており、この時期に行なうしつけは今後愛犬と楽しく暮らしていくためにも必ず必要なトレーニングといえるでしょう。
温和なグレート・ピレニーズでも、最低限のしつけはとても大切です。もともと賢いので、万が一しつけを怠る(おこたる)と、実は独立心(どくりつしん)が強いグレート・ピレニーズはいうことを聞かなくなってしまう可能性があります。ここでは覚えさせたい基本的なしつけについてご紹介します。
⑴トイレトレーニング
トイレは指定の場所で上手にできたとき、褒めて覚えさせましょう。
⑵甘噛みをやめさせる
子イヌのときは良いのですが、成犬で甘噛みされるとケガのもとになってしまいます。人の手の代わりに噛んでも良いおもちゃを与え、もし飼い主さんの手を甘噛みしてきたら怒鳴らず低い声で「痛い」と一喝(いっかつ)した方が良いでしょう。
⑶人に触られることに慣れされる
体調不良になったときはどうしても動物病院へ行かなければなりません。そのとき知らない人に体を触られても暴れないよう、普段から飼い主さんがたくさん愛犬とスキンシップをとって、人との触れ合いに慣れさせるのがベストです。
⑷クレートに入っても怖くないことを覚えさせる
動物病院に行くとき、あるいは災害が起きたときはどうしてもクレートの中へ愛犬に入ってもらう必要があります。グレート・ピレニーズは体が大きいので、自分から入ってくれるようしつけるのが大切です。飼い主さんの指示で上手に入ってくれたら、おやつのご褒美をあげて、クレートの中は怖くないんだ!と認識させるのがコツです。
⑸散歩で外の世界に慣れさせる
散歩はイヌを飼うにあたって、必要不可欠なことです。そのため生後3ヶ月頃までは飼い主さんが抱っこして外に連れ出すことから始めてみましょう。少しずつ外の世界に慣れてきたら、リードを繋いで自分の足で歩いてもらうことを覚えさせます。歩くときもただ引っ張れば良いのではなく、最初は飼い主さんが愛犬の歩調にあわせてあげることからスタートさせるのがベストです。
その他「コマンドトレーニング(お座りや待てといった指示に従わせること)」や「お留守番に慣れてもらう」といったことも大切なのですが、社会化期が過ぎてからでも覚えさせることができますので、子イヌのうちにやるべきことから始めていきましょう。
信頼できる人間に対しては従順なグレート・ピレニーズですが、自分より格下(かくした)だと判断された場合、指示を出しても従ってくれないので日常生活に大変な支障が出てしまいます。体が大きく力も強いので、振り回されっぱなしになってしまう可能性もあります。
そして万が一誰かに噛みついてしまったらトラブルの原因にもなりかねません。成犬になってからしつけをやり直すのは大変なので、子イヌのうちにやるべきことから始めていきましょう。
もし超大型犬のしつけは初めてで自信がないという方は、超大型犬のしつけが得意なドッグトレーナーに相談してみるのもオススメです。
グレート・ピレニーズに必要な運動量やお手入れ方法は?
イヌは犬種を問わず、散歩を必要とする動物です。犬種によって散歩時間や回数は異なりますが、グレート・ピレニーズは時間を分けて60分を1回ずつ、合計2時間の散歩が必要です。
グレート・ピレニーズは被毛が多いので、ピンブラシとコームを使って毎日お手入れをしてあげるのがベストです。シャンプーは月に1度で大丈夫ですが、春と秋の換毛期(かんもうき)は抜け毛が増えるので、2~3週間に1度のペースでシャンプーをしてあげましょう。
グレート・ピレニーズのかかりやすい病気ってなに?
グレート・ピレニーズに限らず、ほとんどの犬種でイヌは人間よりも体毛が多く、その分皮膚がデリケートなため「皮膚病(ひふびょう)」になりやすいといわれています。
また顔の作りから眼球が人間よりも前に出ていることも多いため、目を怪我してしまう、もしくは遺伝的な理由が原因で「眼疾患(がんしっかん)」にもなりすいです。
上記の特徴を踏まえた上で、ここではグレート・ピレニーズが注意したい病気について詳しく見ていきましょう。
まずグレート・ピレニーズは皮膚病である「アトピー性皮膚炎(あとぴーせいひふえん)」、眼疾患である「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」、そして「胃捻転(いねんてん)」にかかりやすいといわれています。
①アトピー性皮膚炎
ダニや花粉あるいはハウスダストといったアレルゲン物質が原因で皮膚にアレルギー反応が起き、顔やお腹、脇や肛門周りといった部位に強いかゆみが発生してしまう病気です。
比較的3歳以下のイヌがかかりやすいといわれていますが、地面に体をこすりつけることが多くなったり、自分の体を噛んだり舐めたりする行動が頻繁に見られる場合、この病気にかかっている可能性があるので、動物病院での診察をオススメします。
基本的には飲み薬や塗り薬で治療していくケースが多いです。
②眼瞼内反症
瞼(まぶた)が内側にめくれてしまった状態の病気です。瞼がめくれるとまつ毛などが角膜や結膜に刺激を与えてしまうため、それがきっかけで結膜炎(けつまくえん)や角膜炎(かくまくえん)を引き起こす原因ともなります。
初期の場合、目薬やまつ毛を抜くことで治る場合もありますが、改善が見られないときは瞼の矯正手術を行ないます。
眼瞼内反症は生まれつきにより発症することが多いので、具体的な予防方法は今のところ見つかっていません。ですので瞼に少しでも異常が見つかったら、早めに動物病院へ行った方が良いでしょう。
③胃捻転
捻転とは「ねじれて向きが変わる」という意味があります。つまり、胃捻転とは胃がねじれてしまう病気のことです。何らかの原因で胃がねじれてしまうと、食べたエサや空気が腸に送られなくなり、胃がパンパンに膨らんでしまいます。
胃が膨らみ過ぎると周りの臓器や血管などを圧迫(あっぱく)し始め、最悪の場合死んでしまうこともある大変恐ろしい病気です。また、胃捻転は大型犬や、胸が深いイヌに発症することが多いといわれています。(※胸が深いとは、胸の縦幅が横幅よりも大きいことです)
最初にお話しした何らかの原因についてですが、残念ながらはっきりしたことは分かっていません。胃捻転の具体的な予防法は、食後すぐに運動させない、一気にたくさんのエサや水を与えない、など胃に負担がかかる行為を避けるのが重要となります。
お腹が異常に膨らんでいる、吐きたそうなのに上手く吐き出せていない、普段よりもよだれが大量に出ている、といった症状が表われたら急いで動物病院に連れて行きましょう。
グレート・ピレニーズの寿命は?
グレート・ピレニーズの寿命は10~12年といわれています。小型犬~大型犬までを含めたイヌ全体の平均寿命はおよそ14年なので、平均より短いといえるでしょう。
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グレート・ピレニーズ 種類
アーフェンピンシャー
アーフェンピンシャーは日本ではあまり見かけませんがとても歴史のある犬です。 鼻が低く、猿のような顔立ちをしているアーフェンピンシャーは愛嬌があり、国内でもファンが多いのです。 そんなアーフェンピンシャーを紹介していきます!
アイスランド・シープドッグ
アイスランド・シープドッグという犬を知っていますか? 名前を聞いたことがない方もいるのではないでしょうか。 日本ではブリーダーがいないのでその姿もほとんど見られません。ですが日本犬に似ているので馴染みがあるような見た目です。 そんなアイスランド・シープドッグを紹介します。
アイリッシュ・ウォーター・スパニエル
皆さんは「アイリッシュ・ウォーター・スパニエル」という犬種を知っていますか?日本では飼っている人も少ないので、名前を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。特徴的な毛としっぽを持っているアイリッシュ・ウォーター・スパニエルを紹介していきます!
アイリッシュ・ウルフハウンド
皆さんは「アイリッシュ・ウルフハウンド」という犬種を知っていますか?すべての犬種の中で1番大きい体を持っている犬なんです。そのため日本でも飼われていることはありますが、あまり多くありません。見たことがないという方も多いと思うので、アイリッシュ・ウルフハウンドのことを紹介していきます!
アイリッシュ・セター
皆さんは「アイリッシュ・セター」という犬種を知っていますか?引き締まった体に、気品を感じさせる美しい赤い毛、かと思えば母性本能をくすぐられる子どものような性格と、さまざまな面を持ち合わせている犬なんです。そんなアイリッシュ・セターのことを紹介していきます!
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア
皆さんは「アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア」という犬種を知っていますか?とても長い名前なので「ウィートン」と呼ばれることもあります。日本ではほとんど見られない犬種なので知っている方は少ないかもしれません。そんなアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリアのことを紹介していきます!
アイリッシュ・テリア
皆さんは「アイリッシュ・テリア」という犬種を知っていますか?日本でペットとして飼われている数は少なく、ペットショップなどで見かけることはないので知らない方が多いかもしれません。「テリア種の中で最もテリアらしいテリア」と言われているアイリッシュ・テリアのことを紹介していきます!
アザワク
皆さんは「アザワク」という犬種を知っていますか?日本で飼っている人はとても少なく、ペットショップなどでも見かけないので、聞いたことも見たこともないという方が多いと思います。スリムでかっこいい印象のアザワクを紹介していきます!
アッペンツェラー・キャトル・ドッグ
皆さんは「アッペンツェラー・キャトル・ドッグ」という犬種を知っていますか?昔から牧羊犬として、人間の側で仕事をしてきた犬種です。ただ、とても数が少なく、日本でも飼われていないので知っている方は少ないと思います。そんなアッペンツェラー・キャトル・ドッグを紹介していきます!
アナトリアン・シェパード・ドッグ
皆さんは「アナトリアン・シェパード・ドッグ」という犬種を知っていますか?超大型犬で家畜を守る仕事をしているので、威厳(いげん)があり頼れる存在なんです。そんな大きな体をしたアナトリアン・シェパード・ドッグの歴史や性格などを紹介していきます!
アフガン・ハウンド
皆さんは「アフガン・ハウンド」という犬種を知っていますか?日本でも飼われていて、ロングヘアが特徴的で、エレガントな美しさと威厳(いげん)のあるたたずまいは1度みたら忘れられないですよね。そんなアフガン・ハウンドを紹介していきます!
アメリカン・アキタ
皆さんは「アメリカン・アキタ」という犬種を知っていますか?「アキタ」と聞くと日本の「秋田犬」が浮かびますよね。そうなんです。アメリカン・アキタは日本の秋田犬と深く関係しているんですよ。そんなアメリカン・アキタを紹介していきます!
アメリカン・コッカー・スパニエル
皆さんは「アメリカン・コッカー・スパニエル」というイヌをご存知でしょうか? ひとことでいうなら、どこか優雅(ゆうが)さを感じるゴージャスなワンちゃん!といった感じでしょう。 ボリューミーな毛並みなのでトリミングのやりがいもあり、飼い主さんと一緒におしゃれを楽しめる見た目も特徴的です。 ところで、このアメリカン・コッカー・スパニエルという犬種。どこかで見た覚えはありませんか? 実は、あの有名なキャラクターのモデルになったともいわれているんです。その気になる秘密を、早速覗いてみましょう!
アラスカンマラミュート
モノトーンの柄を持ち、体が大きく、寒冷地生まれで力が強い犬といえば何を思い浮かべますか? ほとんどの人は、シベリアンハスキーを思い浮かべたのではないでしょうか。 しかし、今回ピックアップしたいのは「アラスカンマラミュート」です。外見もよく似ているのですが、名前もなんだか似ていますね。 日本ではシベリアンハスキーほどの知名度はありませんが、魅力いっぱいのアラスカンマラミュート。どんな犬なのか一緒に見ていきましょう!
イタリアン・グレーハウンド
日本では「イタグレ」と略して呼ぶことも多いですが、姿を思い浮かべることができない方も多いのではないでしょうか。凛とした美しい佇まいをしている高貴なイタリアン・グレーハウンドを見てみましょう!
イヌ
あなたは「太古の昔から人間と協力しながら一緒に暮らしている動物は?」と聞かれたら、何と答えますか? この質問の答えは…そう、私たちにとって非常に身近な動物である「イヌ」です。 イヌの姿は街を歩いている時はもちろん、テレビやSNSなどのメディアでもよく見かけますが、意外とその歴史や背景について詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。 この記事でイヌにはどんな特徴や秘密があるのか、一緒にその暮らしをのぞいていきましょう!
イングリッシュ・コッカー・スパニエル
初めてそのイヌを見る人は、一瞬「まるで大きなモップ!?」と思ってしまう人もいるとか、いないとか。 日本では「インギー」の愛称(あいしょう)で親しまれている、そのイヌの正体は「イングリッシュ・コッカー・スパニエル」です! 実は同じコッカー・スパニエルでアメリカン・コッカー・スパニエル(アメコカ)という犬種も存在していますが、日本では住宅事情も重なって、アメコカの方に人気があるようです。 ですが、インギーにもアメコカに負けないぐらい、たくさんの魅力がつまっていますよ! 一緒に、その魅力を覗いてみませんか?
ウェルシュ・コーギー・カーディガン
皆さんは「コーギー」というイヌを思い浮かべてください。と質問されたとき、どんなイメージをしますか? 足が短くて、毛色がきな粉もちみたいで、しっぽがないプリプリのお尻のイヌかな?もちろん、それも正解です! 実は上記の特徴をもったイヌは「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」といい、日本で一番有名なコーギーです。 ですが今回このページでご紹介するのは「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」という種類で、実はこのコーギー、一番の特徴はなんと「しっぽ」が長いんです! 一体なぜ、しっぽの長いコーギーが生まれたのでしょうか?不思議ですよね!早速、その秘密を解いてみましょう!
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
突然ですが皆さんは「コギ尻」という言葉を聞いたことがありますか? 実は「コーギーのお尻」という意味なのです。 最近ではSNSなどでコーギーのお尻が「もふもふの食パンみたいで可愛い!」、「ふわふわのぷりケツがキュート!」といわれ、コーギーの人気が高まっています。 今回ご紹介するのは、日本で一番よく見かける「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」という種類です。 どんな秘密が隠れているのか?早速、覗いていましょう!
オールド・イングリッシュ・シープドッグ
ふわふわの毛並みを携え、まるで大きな毛玉のような犬。愛らしいその姿で人気を集めているのがオールド・イングリッシュ・シープドッグです。 特徴的な姿からドラマや映画でも登場する機会が多く、名前から姿を連想できなくても実際に見ると「あぁ、この犬種か!」となる人も多いのではないでしょうか。 今回はそんな人気の犬種、オールド・イングリッシュ・シープドッグの特徴や形態などを探っていきましょう!
グレート・デーン
別名「優しい巨人」ともいわれ、2022年には世界一背の高いイヌとしてギネス記録になったというイヌ。それが今回ご紹介する「グレート・デーン」です! ギネス記録に認定されるくらいなので、とにかく体が大きい!という印象で有名なグレート・デーン。 遠目だと小型のウマっぽく見えるため、「なんだか背中に乗れそう!」なんていわれたり、いわれなかったりするそうです。 もちろん危ないので乗ることはできませんが、大きい!大きい!といわれ続けているグレート・デーンには、他にどんな秘密が隠れているのでしょう? 一緒に探ってみましょう!
ゴールデン・レトリーバー
ゴールデン・レトリーバーと聞いて、その名前を知らない人はいないはず!といっても過言ではない大型犬。 人気犬種ランキングの大型犬部門上位にいつもランクインしているほど人気の高いイヌですよね。 「そもそもなんでゴールデン・レトリーバーっていうの?」、「盲導犬(もうどうけん)として見たことあるけど、どうしてそんなことができるの?」 今回はそんな疑問を深掘りしてご紹介します。早速、その秘密を覗いてみましょう!
サモエド
ふわふわな白い毛が特徴的なサモエド。口角をキュッとあげた「サモエドスマイル」は、こちらまでつられて笑顔になってしまうぐらいの愛らしさがあります。極寒の地・シベリアで誕生し、被毛が多く寒さに強い犬種です。 サモエドの歴史や特徴、飼い方について徹底解説していきます!
シベリアン・ハスキー
シベリアン・ハスキーといえば、オオカミのようなかっこいい顔つきと大きな体を持つ犬種です。世界中で人気があり、日本では1980年代後半から1990年代にかけてブームが巻き起こりました。しかし、現在はブームも落ち着き、街中で見かけることは少なくなりましたね。「かっこいい犬」の代名詞のひとつですが、シベリアン・ハスキーはそもそもどういう犬なのでしょうか?その生態を詳しくみていきましょう。
ジャーマン・シェパード・ドッグ
ジャーマン・シェパード・ドッグといえば、日本では警察犬として有名。ふとしたときにテレビで見かけることもよくあります。 精悍(せいかん)な顔つきで犯人に立ち向かっていく姿は勇敢(ゆうかん)そのもの。かっこよさに憧れる人も多いのではないでしょうか。 一方で、家庭犬としても人気があるため、身近に感じる人も多いと思います。そこで今回は、警察犬としても家庭犬としても人気のあるジャーマン・シェパード・ドッグについて、特徴や性格を見ていきましょう!
ダルメシアン
ダルメシアンは、黒と白の皮毛が特徴な犬種。おしゃれな斑点模様がファッションに取り入れられたり、映画のキャラクターになったりしています。 そこで本記事では、ダルメシアンの歴史や特徴、家族になった時の注意点などをお伝えしていきます。一緒にダルメシアンの世界を覗きにいきましょう。
チャウチャウ
チャウチャウは、中国で2000年以上前からいたとされています。体全体のモコモコの被毛と、クシャッとした笑顔がチャームポイントです。 また、他の犬種にはあまり見られない青黒い舌を持っています。そんなチャウチャウについて紹介していきます。
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
皆さんは「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」というイヌの名前を聞いたことがありますか? マウンテン、英語で山というぐらいですから、なんだか山犬っぽくて強そうなイヌを思い浮かべますね! 確かにこの犬種は、山岳地帯(さんがくちたい)で暮らしていた歴史のある大型犬なので、たくましいイヌだということは間違いありません。 その一方、顔が愛くるしいというギャップもあるため、人気大型犬のひとつにも数えられています。 そんなバーニーズ・マウンテン・ドッグについて、もっと知りたくありませんか? では、一緒にこのページで秘密を覗いてみましょう!
ビーグル
ビーグル犬は漫画・スヌーピーのモデルとなった犬種。やんちゃで好奇心旺盛、垂れ耳で甘えん坊のビーグルは、家庭犬としても人気です。 クンクン臭いを嗅ぎながら歩く姿、耳をはためかせて走る姿は愛嬌たっぷり!家庭犬として人気のビーグルですが、実は昔から猟犬(りょうけん)として活躍してきた犬種でもあるんです。 魅力に満ちたビーグルの世界を覗いてみましょう。
フラットコーテッド・レトリーバー
さていきなりですが、問題です。「フラッティ」の愛称(あいしょう)で呼ばれているイヌといえば何でしょう? 答えは「フラットコーテッド・レトリーバー」です。 フラッティはゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーにそっくりなイヌですが、よく見ると微妙(びみょう)に違うところがあります。 それは性格だったり、外見だったり・・・。ちなみにフラッティは日本オリジナルの愛称なので、外国でフラッティと聞いても通じないためご注意を。 では早速いつものように、フラットコーテッド・レトリーバーの秘密について、一緒に覗いてみましょう!
ブルドッグ
皆さんはブルドッグと聞いたとき、どんなイヌを思い浮かべますか? トゲトゲのついた首輪をしている凶暴そうなイヌ?それともテレビでチンパンジーと一緒にお散歩していたイヌ?はたまた、調味料のソース?なんて方もいるかも知れませんね! 一度見たら忘れられない風貌の怖そうな顔をしたブルドッグ。 でも実はブルドッグには意外な性格、そしてブルドッグならではのある困ったこともあるんです。その秘密を一緒に覗いてみませんか?
ポメラニアン
愛らしい外見と明るい性格が魅力のポメラニアンは、多くの人々に愛されています。小さくても活動的で、家族に対する忠実さが心を打つ、完璧なコンパニオンドッグです。ポメラニアンとの生活は、その愛くるしさだけでなく、日常に活気をもたらしてくれます。一緒にこの魅力的な犬種についてもっと深く知る機会を楽しみましょう。
ミニチュア・シュナウザー
ふさふさとした眉毛に、立派な口ひげ。その外見はまるで可愛いおじいちゃん。 今回ご紹介するのは、ミニチュア・シュナウザーというイヌです。 名前を聞いても最初はピンとこないかも知れませんが、写真で見たとき「あぁ!あのイヌか!」と思い出す人も多いはず。 実際マルモリダンスで有名になったドラマ、「マルモのおきて」にも出演しています。そしてミニチュア・シュナウザーには独特な外見以外にも、秘密が隠れているのですよ! 早速、一緒に探ってみましょう!
ヤブイヌ
あなたはヤブイヌという、「最も原始的」といわれるイヌ科動物を知っていますか? ヤブイヌは中央~南アメリカに生息している動物で、イタチやダックスフントのような胴長短足の体型が特徴です。 日本の動物園ではあまり飼育されていないため、見たことがないという人も多いのではないでしょうか。 ヤブイヌを知っている人も知らない人も、この記事で彼らにどんな特徴や秘密があるのか一緒に見ていきましょう!
ラブラドール・レトリーバー
皆さんは「ラブラドール・レトリーバー」と聞いたとき、最初になにを思い浮かべますか?やっぱり盲導犬(もうどうけん)のイヌ!と考えた方も多いはず。 映画だと「クイール」や数々のドラマやバラエティ番組にも出演することもあるので、日本ではとっても有名なイヌのひとつだと思われます。 だけど実際、どうしてラブラドール・レトリーバーといえば盲導犬のイメージが定着したのか?不思議ですよね。 今回はそんな不思議も含めたラブラドール・レトリーバーの世界、このページで覗いてみましょう!
紀州犬(きしゅうけん)
静かで落ち着いた性格の紀州犬(きしゅうけん)は、真面目な性格を持っている犬種です。そのため、他の日本犬よりもがっちりとしています。 生まれは、和歌山県、三重県付近の山岳地帯でウサギやたぬき、鹿・イノシシを狩る狩猟犬(しゅりょうけん)でもありました。 土地によって呼び名が変わり、「那智犬(なちいぬ)」「太地犬(たいじいぬ)」「熊野犬(くまのいぬ)」「奥吉野犬(おくよしのいぬ)」とも呼ばれていたそうです。 現在は、「紀州犬」に統一されており数少ない犬種となっています。真っ白い毛色に、きりりとした美人顔の紀州犬。 早速、紀州犬の世界を覗いていきましょう。
甲斐犬(かいけん)
甲斐犬(かいけん)は、しっかりとした脚と体格を持つ中型の日本犬です。耳は立ち耳でしっぽは、巻き尾または差尾(さしお)が特徴です。 毛色は、黒虎毛・赤虎毛・虎毛の3種類。全て縞模様(しまもよう)で、黒虎毛は黒がベースの赤茶の模様(もよう)、赤虎毛は赤みを帯びた茶色で黒の模様がはいっています。中には、虎毛ではない単色の子も生まれるようですが、公式の甲斐犬とは認められてないようです。 舌の色は、北方起源(ほっぽうきげん)のスピッツ同様(チャウチャウや北海道犬など)、青黒い個体の甲斐犬も存在しています。 性格は、「冷静」「勇敢」「一代一主(いちだいいっしゅ)」。気が荒いイメージもある甲斐犬ですが、じつは温厚で愛される家庭犬としても人気です。さっそく、甲斐犬の世界を覗いてみましょう!
柴犬(しばいぬ)
柴犬は、日本犬の中でもっとも人気があるといわれます。凛々しさと可愛らしさを兼ね備えたルックスで、今や海外でも柴犬を飼う人は増加中です。犬らしい忠実な性格で、とても賢い犬種でもあります。歴史の古い犬種で、1936年に天然記念物に認定されている日本を代表する犬です。 柴犬の歴史や特徴、飼い方について徹底解説していきます!
秋田犬(あきたいぬ)
秋田犬(あきたいぬ)といえば「忠犬ハチ公の物語」を思い出す人も多いですよね?渋谷駅の銅像になっている秋田犬が「忠犬ハチ公」です。 忠犬ハチ公こと、ハチは主人であった大学教授の上野英三郎が、講演の途中に倒れて帰らぬ人になってしまった後も、渋谷駅で主人を待ち続けていた犬として、有名になりました。新聞記事を掲載させたのは斎藤弘吉です。 忠実な性格の秋田犬の特徴を感じられ、物語や映画になったほど。 優しい顔に、どっしりとした体格。どんな特徴や性格なのでしょうか?早速、秋田犬の世界を覗いてみましょう!
日本スピッツ
白くて美しい被毛を持っていて、凛々しいルックスが魅力的な日本スピッツ。 日本では、昭和20年代から一般家庭で飼われるようになりました。少し頑固な性格ではありながらも、賢いうえにとても温厚な一面も持ってます。 凛とした賢い性格の犬、日本スピッツについて紹介していきます!
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グレート・ピレニーズ 参考文献
- よくわかる犬種図鑑ベスト185 動物ジャーナリスト藤原直太朗
- まるごとわかる犬種大図鑑 監修 若山動物院院長 若山正之
- AMERICAN KENNEL CLUB https://www.akc.org/dog-breeds/great-pyrenees/
- THE KENNEL CLUB https://www.thekennelclub.org.uk/search/breeds-a-to-z/breeds/pastoral/pyrenean-mountain-dog/
- JAPAN KENNEL CLUB https://www.jkc.or.jp/archives/world_dogs/2828
- 犬との暮らし大百科 https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/
- みんなの犬図鑑 https://www.min-inuzukan.com/
- Pet Smile news forワンちゃん https://psnews.jp/dog/
- 子犬のへや https://www.koinuno-heya.com/
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